中国株ニュース 詳細
【8月6日の中国本土市場】
2018.08.06 17:29
主要指数はいずれも続落。上海市場はそろって4営業日続落し、上海総合指数が前営業日比1.28％安の2705.15ポイント、B株指数が1.63％安の280.60ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が9日続落し、2.08％安の8422.83ポイント。B株指数は4日続落し、0.47％安の1009.63ポイントだった。両市場の売買代金は先週末比で約2％増加し、概算で2911億元。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は14億9600万元の買い越しに転じ、「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は16億7300万元に増加した（注文ベース：買注文と売約定の差）。
週明けの本土市場は引き続き見切り売りに押され、約2840の銘柄が下落。値上がり数は約580にとどまった。上海総合、深セン成分の両指数は後場で下げ幅を広げる展開。上海総合指数は一時的に2700ポイントを割り込む場面もみられた。米国政府による2000億米ドル規模の中国製品への追加関税方針に対し、先週末に中国政府が約600億米ドル規模の対抗措置を正式に発表。米中対立の激化・長期化が幅広い個人投資家のマインドを一段と冷やした。さらに人民元の基準レート（対米ドル）が本日も下落し、資本流出や企業の為替損失などへの警戒感も広がった。
国産ワクチン不正問題の余波が続き、医薬セクター全般が続落。天士力医薬（600535.SS）と潤達医療（603108.SS）がストップ安、片仔コウ薬業（600436.SS）が8.94％安、麗珠医薬'A'（000513.SZ）が7.71％安に沈んだ。米中通商摩擦の焦点とされるハイテク産業で幅広い銘柄が下落。紫光（000938.SZ）が7.96％安、歌爾（002241.SZ）が3.89％安、欧菲科技（002456.SZ）が3.18％安、TCL集団（000100.SZ）が0.72％安など、通商摩擦を懸念する売りに押された。足元の証券市場の不振が嫌気され、東興証券（601198.SS）がストップ安、東方証券'A'（600958.SS）が4.18％安、海通証券'A'（600837.SS）が2.49％安など、証券株が安い。
一方で財政出動によるインフラ建設の増加を織り込み、北新路橋（002307.SZ）が6.47％高、中国交通建設'A'（601800.SS）が2.23％高、四川路橋建設（600039.SS）が2.20％高など、建設株の一角が逆行高。政府系マネーによる買い支えもあったもようで、上海銀行（601229.SS）が1.44％高、招商銀行'A'（600036.SS）が1.28％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.87％高など、銀行株が堅調だった。
なお、B株市場はA株に連れ安し、約8割の銘柄が値下がりした。（中国部・畦田）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
