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【6月12日の中国本土市場】
2018.06.12 16:59
主要指数はいずれも反発した。上海市場は4営業日ぶりに上昇。上海総合指数が前日比0.88%高の3079.80ポイント、B株指数が0.72%高の309.18ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.37%高の1万315.28ポイントと、5日ぶりに上昇。B株指数は3日ぶりに反発し、1.27%高の1134.52ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約9%増加し、概算で3511億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は11億400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は16億元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前場は米朝首脳会談の動向を横目に睨みながら、上海総合、深セン成分の両指数は小動きに終始。だが、両首脳の和やかな会談風景などが伝わると、少なくとも会談決裂はないとの見方が広がり、後場は徐々に上げ幅を広げた。両市場全体で2300以上の銘柄が上昇。値下がりは900前後だった。朝鮮半島の地政学リスク後退を材料に、空運株が買われた。中国東方航空'A'(600115.SS)が2.26%高、中国国際航空'A'(601111.SS)が2.02%高など、三大航空株が上昇。上海エアポート(600009.SS)が6.21%高、広州白雲エアポート(600004.SS)が6.16%高など、ハブ空港の運営会社が値上がりした。
また、好調な内需が織り込まれ、食品株が物色された。安徽古井貢酒'A'(000596.SZ)が8.95%高、海天調味食品(603288.SS)が5.70%高、安琪酵母(600298.SS)が4.53%高など、主力銘柄が好調。長期マネー流入の期待感から、著名なハイテク銘柄が買われた。自動車用リチウム電池の世界最大手である寧徳時代(300750.SZ)は上場2日目の本日にストップ高。鴻海精密工業の傘下にある工業富聯(601138.SS)は3日連続でストップ高となった。
一方で非鉄金属株が振るわず、雲南錫業(000960.SZ)が3.23%安、江西銅業'A'(600362.SS)が1.27%安に沈んだ。中南紅文化(002445.SZ)がストップ安、電広伝媒(000917.SZ)が3.62%安など、メディア株もさえない。
なお、B株市場は幅広い銘柄が上昇。深センB株では深セン深宝実業(200019.SZ)が上昇率1位の8.87%高だった。再編計画に進展がみられ、買いが膨らんだ。(中国部・畦田)
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