中国株ニュース 詳細
【6月11日の香港市場】
2018.06.11 18:01
主要指数は反発。ハンセン指数は前営業日比0.34%高の3万1063.70ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.05%高の1万2172.03ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約22%減少し、概算で773億7600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が5800万元の売り越し。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は1億9400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸。主要7カ国(G7)首脳会議は米国と他の主要国との対立が鮮明となったことで、貿易摩擦への警戒感が強まり、ダウ平均は下落する場面もあった。本日の香港市場は、米朝首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)を間近に控え、様子見ムードが広がった。ハンセン指数は朝方こそ下げたものの、小幅高で推移。終値で3万1000ポイント台を回復した。中国企業指数は米中通商問題への警戒感を背景に、前日終値を挟んで一進一退だった。手控えムードが強く、メインボードの売買代金は800億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、吉利汽車(00175.HK)が上昇率1位の2.96%高。5月の販売台数の伸びが業界全体を大幅に上回ったと、アナリストが評価。「領克」(Lynk & Co)ブランド車の売れ行きも好調とみられ、これらが買い材料となった。中国海洋石油(00883.HK)は上昇率2位の1.81%高。原油相場の上昇を予想するアナリストが、目標株価を引き上げたことを好感した。このほか、マカオのカジノ株が買われ、銀河娯楽(00027.HK)が1.70%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.56%高となり、上昇率3~4位に並んだ。テンセント(00700.HK)は反発し、0.96%高だった。
一方、万洲国際(00288.HK)が下落率1位の5.58%安。豚肉価格の下落を背景に、米国事業の粗利益率が引き続き低下していると、アナリストが指摘。投資判断と目標株価が引き下げられ、これが売り材料となった。太古A(00019.HK)は香港飛機工程(00044.HK)の非公開化(上場廃止)に向けたスキーム・オブ・アレンジメントを提案し、0.96%安。香港飛機工程は提示価格に近づくかたちで急騰し、54.77%高だった。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門