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【4月27日の香港市場】

2018.04.27 17:42

 主要指数は3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.90%高の3万280.67ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.98%高の1万2066.58ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約10%減少し、概算で974億7900万HKドル。メーデー連休にともない、「港股通」(本土からの香港株投資)は昨日から停止。5月2日に再開する予定。

 ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。市場予想を上回る四半期決算を発表したフェイスブックが大幅高となり、IT(情報技術)株が買われたほか、長期金利の低下を好感し、不動産株や公益株なども堅調だった。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。上海総合指数が下げ幅を拡大したことから、香港市場でも本土系の銘柄が売られ、主要指数も上げ幅を縮小。中国企業指数は前場の終盤や後場の序盤で下げに転じる場面もあった。上海総合指数が反転すると、香港の主要指数も追随。高値圏で引けた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、18年1-3月期決算が12.25%増益だった中国石油化工(00386.HK)が、上昇率1位の4.48%高。米国がイラン核合意から離脱することへの警戒感から原油相場が続伸したことも、石油株への追い風となった。中国海洋石油(00883.HK)が2.80%高、中国石油天然気(00857.HK)が2.13%高だった。

 昨日は軟調だったハイテク株が買い戻された。昨日の下落率1位だった舜宇光学科(02382.HK)は反発し、本日は上昇率4位の3.37%高。聯想集団(00992.HK)も反発し、2.50%高だった。通信株も大幅高となり、中国移動(00941.HK)が上昇率3位の3.53%高、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が2.63%高だった。

 幅広い銘柄が買われるなか、内需株の一角が軟調。蒙牛乳業(02319.HK)が6.37%安、中国旺旺(00151.HK)が2.35%安となり、下落率1~2位に並んだ。平安保険(02318.HK)は18年1-3月期の新契約価値が前年同期比で約7%減少したことが嫌気され、下落率3位の2.22%安だった。(中国部・千原)
 
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