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【2月6日の香港市場】

2018.02.06 18:05

 主要指数はいずれも大幅安。ハンセン指数は4日続落し、5.11%安の3万595.42ポイント。H株指数は5.88%安の1万2686.60ポイント、レッドチップ指数は5.00%安の4544.69ポイントと、そろって続落した。メインボードの売買代金は昨日に比べ約52%増加し、概算で2580億1755万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が70億700万元、深セン経由が10億1400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は長期金利の上昇を嫌気し、ダウ平均が大幅に続落。史上最大の下げ幅を記録した。ハンセン指数は3万2000ポイント割れで寄り付き、前場で3万1000ポイントを下回った。その後も低調な値動きに終始し、終値は今年1月8日以来、約1カ月ぶりの3万1000ポイント割れ。本土系銘柄の下げがきつく、H株指数の終値は今年1月17日以来の1万3000ポイント割れとなった。ろうばい売りが広がり、メインボードの売買代金は2015年4月13日以来の大きさ。昨日に続いて本土マネーの動きは活発で、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は、昨日とほぼ同水準の約17%だった。上海からの香港株売買は、大幅な買い越しとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄はすべて下落。本土系不動産株の下げが大きく、昨日の下落率4位だった碧桂園控股(02007.HK)が続落し、本日は同1位の11.15%安。中国海外発展(00688.HK)は同3位の7.92%安、華潤置地(01109.HK)は6.39%安だった。昨日は堅調だった本土系銀行株の下げがきつく、中国建設銀行(00939.HK)が下落率4位の7.65%安、中国工商銀行(01398.HK)が同5位の7.25%安だった。

 昨日は指数を支えたスマートフォン部品関連株も大きく下げ、舜宇光学科技(02382.HK)が7.07%安。昨日まで2日連続の上昇率1位だった瑞声科技(02018.HK)も、本日は6.59%安。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は7.02%安となり、ハンセン指数の重荷となった。こうしたなか、ディフェンシブな香港系公益株や内需株は下げ幅が小さかった。(中国部・千原)
 
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