中国株ニュース 詳細
【2月6日の中国本土市場】
2018.02.06 17:01
主要指数はいずれも大幅安。上海市場は上海総合指数が3営業日ぶりに調整し、前日比3.35%安の3370.65ポイント。B株指数は3.13%安の327.84ポイントと続落した。深セン市場もそろって続落し、深セン成分指数が4.23%安の1万377.60ポイント、B株指数が2.95%安の1144.76ポイント。両市場の売買代金は前日比で約25%も増加し、概算で5596億元に達した。また、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は73億6600万元まで一気に拡大。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は売り越しに転じ、売越額は22億9800万元に達した。(注文ベース:買注文と売約定の差)。
長期金利の急騰に端を発した先週末の米国株市場の急落は前日のアジア株安に波及。これが再び前日の米国株の記録的続落につながるなど、悪循環が鮮明になった。外部環境の急激な悪化は個人投資家のマインドを冷やし、本日の本土株市場は利益確定売りが膨らみ、約3100の銘柄が値下がり。ストップ安は400銘柄を超えた。値上がり数はわずか100前後だった。売りが売りを呼ぶ展開となり、上海総合指数は100ポイント以上も下落して取引を終了。約2年ぶりの下げとなった。
世界的なリスクオフによる商品相場の調整懸念から、資源・エネルギー関連株が売られた。傑瑞石油服務(002353.SZ)がストップ安、中海油田服務'A'(601808.SS)が7.86%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が5.66%安など、石油株が急落。資金の逃避先としての金需要を織り込み、中金ゴールド(600489.SS)が2.28%高、山東ゴールド(600547.SS)が1.99%高と金鉱株が逆行高だったが、そのほかの金属銘柄は調整した。雲南リョ業(000807.SZ)が9.94%安、洛陽欒川'A'(603993.SS)が8.76%安。
さらに金融市場の混乱長期化が警戒され、銀行・保険・証券の大型株が指数の下落を主導した。中信証券'A'(600030.SS)が5.69%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が3.98%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.84%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が2.32%安。また、地合いの悪化でグロース株から資金が流出し、深センの創業板指数が急落。約3年ぶりに1600ポイントを割り込んだ。ハイテク関連株の多くが急落し、傑賽科技(002544.SZ)、四維図新(002405.SZ)、北斗星通導航(002151.SZ)などがストップ安で大引け。
B株市場もA株に連れ安し、全面安に沈んだ。上海B株では地場系の中小型株の下げがきつく、上海中毅達(900906.SS)がストップ安、上海海欣集団(900917.SS)が6.80%安で、下落率1~2位。深センB株では家電株が急落し、康佳集団(200016.SZ)が5.74%安に沈んだ。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門