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【2月5日の中国本土市場】
2018.02.05 17:15
主要指数は上海A株を除き反落した。上海市場は上海総合指数が続伸し、前営業日比0.73％高の3487.49ポイント。B株指数はわずかに反落し、0.20％安の338.45ポイントだった。深セン市場もそろって反落で、深セン成分指数が0.81％安の1万836.25ポイント、B株指数が0.60％安の1179.64ポイント。両市場の売買代金は先週末比で約3％減少し、概算で4474億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しが続き、売越額は34億3200万元に拡大。また、「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は1億6600万元に縮小した。（注文ベース：買注文と売約定の差）。
先週末の米国株市場は長期金利の急騰が嫌気され、主要株価指数が急落。外部環境が一気に悪化した。この流れを受け、週明けの本土株市場も主要指数が大幅安でスタート。旧正月連休を控えた流動性低下への観測や、企業債務をめぐる信用リスクへの警戒感なども引き続き利益確定売りの一因になった。もっとも、大型株を買い戻す動きが徐々に広がると、深セン成分指数は下げ幅を縮めて取引を終了。上海総合指数は後場で上げに転じ、3500ポイント回復を視野に入れて取引を終えた。当局が担保株式をめぐり株価急落時に早期の強制決済を避けるように、各金融機関に要請。これにより強制決済への警戒感が和らぐと、期末決算・配当狙い期待も加わり、一部の大型株が堅調だった。
両市場で約2070の銘柄が下落。値上がりは約1080銘柄だった。ST保千里【売付のみ】（600074.SS）がストップ安など、業績不振銘柄が続落。原材料コスト高や株価調整への懸念から食品株がさえず、杏花村汾酒（600809.SS）がストップ安、宜賓五糧液（000858.SZ）が5.35％安。ハイテク株が概ね続落し、歌爾（002241.SZ）が4.55％安、美的集団（000333.SZ）が4.30％安だった。
一方で期末決算・配当期待などを支えに、一部の大型株が堅調だった。中信銀行'A'（601998.SS）が9.70％高、中国光大銀行'A'（601818.SS）が6.62％高など、銀行株が上昇。人民元高と原油安を手がかりに、中国南方航空'A'（600029.SS）が8.20％高、中国東方航空'A'（600115.SS）が4.50％高など、航空株が好調だった。
B株市場はA株に連れ安し、幅広い銘柄が値下がり。だが、上海B株ではホテル大手の上海錦江国際酒店発展（900934.SS）が上昇率2位の2.29％高となり、指数の下げ幅を縮めた。（中国部・畦田）
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