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【2月2日の中国本土市場】
2018.02.02 17:03
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反発し、前日比0.43%高の3462.08ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.98%高の339.14ポイントだった。深セン市場はそろって5日ぶりに反発し、深セン成分指数が0.55%高の1万925.16ポイント、B株指数が0.46%高の1186.85ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約18%減少し、概算で4628億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しが続き、売越額は11億5900万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は11億7500万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
春節(旧正月)を前にした流動性ひっ迫への警戒感を背景に、上海総合指数は低く寄り付き、朝方の時間帯で3400ポイントを割り込んだ。節目の水準を割り込んだことで押し目買いが入り、前日終値付近まで戻したが、再び売りに押される展開となった。後場も低調に始まったが、中盤で急に上げに転じ、本日の高値付近で取引終了となった。
上海市場と深セン市場はいずれも全体の5割半の銘柄が下落したものの、大型株の一角が堅調だったことで、上海総合指数や深セン成分指数は上昇した。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は3日続伸し、0.26%高だった。昨日は大幅安となった深セン市場の中小型株は総じて堅調となり、中小企業板指数は0.13%高、創業板指数は0.29%高だった。週末ということもあり、両市場合計の売買代金は再び5000億元を下回った。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて軟調。昨日は堅調だった四大国有銀行株は、上昇銘柄が一つもなかった。二大石油株はそろって大幅高となり、中国石油化工'A'(600028.SS)が5.30%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が3.33%高。保険株は続伸し、太平洋保険'A'(601601.SS)が3.09%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.61%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.30%高、平安保険'A'(601318.SS)が0.70%高だった。
そのほかでは、米アップルの決算が市場予想を上回ったことを好感し、関連銘柄が堅調。欧菲科技(002456.SZ)が6.38%高、立訊精密(002475.SZ)が4.68%高、環旭電子(601231.SS)が3.80%高、歌爾(002241.SZ)が3.49%高、安潔科技(002635.SZ)が2.22%高だった。個別の材料があった銘柄では、嘉捷エレベーター【売付のみ】(601313.SS)がストップ高。同社が「奇虎360」で知られるインターネットセキュリティ会社の裏口上場先となり、銘柄名と証券コードが変わることが材料視された。中興通訊'A'(000063.SZ)は第三者割当増資の割当価格が事前の噂ほど低くなかったことから買い戻され、2.89%高だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の6割半。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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