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嘉捷エレベーター【売付のみ】、「奇虎360」の裏口上場で銘柄名・市場コードを変更へ
2018.02.02 09:34
嘉捷エレベーター【売付のみ】(601313.SS)は2月2日、大規模な資産再編を通じた実質的な「裏口上場」と同時に、同社の社名・銘柄名と市場コードを変更すると発表した。一連の再編が完了した場合、「奇虎360」ブランドなどで事業展開する三六零科技股フン有限公司(三六零)が実質的に上海A株市場に上場する予定。
これにともない、嘉捷エレベーターは社名を「三六零安全科技股フン有限公司」(360 Security Technology Inc.)に変更するとともに、同社株の売買を2018年2月22日から停止して、上海証券取引所の株式取引で使用される銘柄名の変更や、市場コードの「601360」への切替手続きを行う。手続き完了後、同社株は新たな銘柄名、市場コードで、2月28日に取引を再開する見通しという。
なお、三六零は中国最大級のインターネットセキュリティ製品・サービスや国内有数のオンライン広告・ネット付加価値サービスを展開。計画によると、嘉捷エレベーターは既存の全事業資産・負債を江蘇省蘇州市の100%子会社に注入し、同子会社の出資持分90.29%を現在の実質筆頭株主に16億9000万元で売却する。さらに残りの子会社の出資持分9.71%と嘉捷エレベーターの新株を対価に三六零の全株式を取得し、三六零を100%子会社化する。総買収額は504億1642万3300元に上り、嘉捷エレベーターは対価として1株あたり7.89元で新株63億6687万2724株(再編後の発行済み株数の94.13%)を割り当てる。
再編後、三六零を実質支配してきた周鴻イ氏は嘉捷エレベーターの株式63.70%を取得し、新たな筆頭株主となる見通し。周氏は嘉捷エレベーターを通じて三六零を100%子会社化することになり、三六零の実質的なA株上場が完成するという。
(同件につきましては、2017年11月7日付「約5カ月ぶりに売買再開へ」、2017年11月6日付「奇虎360の裏口上場を柱とする再編を計画」をご参照ください)
【出所】上海証取サイト上の公告(2018/02/02)
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