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【2月1日の香港市場】

2018.02.01 18:03

 主要指数はそろって反落した。ハンセン指数は前日比0.74%安の3万2642.09ポイント、H株指数は0.94%安の1万3434.14ポイント、レッドチップ指数は0.21%安の4809.04ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約13%減少し、概算で1545億4900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が18億6900万元、深セン経由が4億6300万元にそれぞれ減少した(注文ベース:買注文と売約定の差)。
 
 前日の米国株市場は主要指数が上昇したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て利上げペース加速の可能性が浮上し、上げ幅は限られた。また、米国の長期金利が一段と上昇。米ドルの先高感も強まった。これを受け、本日の香港株市場は徐々に利益確定売りに押される展開となった。ハンセン指数は前場半ばにマイナス圏に沈むと、取引終了間際に下げ幅を広げた。レッドチップ指数は小幅高で持ち応えていたが、大引け間際に小幅安に転じた。米国の利上げと長期金利の上昇による新興国からの資金流出懸念が重しになった。旧正月を前に中国本土でも資金逼迫の懸念がみられ、本日の上海株が続落すると、香港市場の地合いも悪くした。

 中国石油天然気(00857.HK)が1.61%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.82%安、中国石油化工(00386.HK)が0.73%安と、三大石油株が下落。米ドル高による原油相場の調整が警戒された。金相場の調整リスクも意識され、紫金砿業(02899.HK)が4.31%安、招金砿業(01818.HK)が2.10%安など、金鉱株が低迷。

 また、ハイテク関連株が全般的に調整した。各国のスマホ市場の減速懸念や米国ハイテク大手の先行き不透明感などが意識された。大型株のテンセント(00700.HK)が0.77%安に沈み、指数の下げを主導。聯想集団(00992.HK)は4-12月期決算の赤字転落が嫌気され、2.66%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位に沈んだ。通信機器大手の中興通訊(00763.HK)はA株の急落に連れ安して6.84%安。増資による希薄化懸念も影響した。

 一方で大手デベロッパーの1月の販売実績が好調だったと伝わり、本土系不動産株が堅調。中国海外発展(00688.HK)が3.96%高、華潤置地(01109.HK)が3.68%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位に入った。鉄鋼セクターが物色され、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が7.12%高、鞍鋼(00347.HK)が4.46%高、重慶鋼鉄(01053.HK)が3.08%高。1月のマカオのカジノ収入が上振れしたことで、カジノ大手の銀河娯楽(00027.HK)が0.72%高と底堅かった。(中国部・畦田)
 
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