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【2月1日の中国本土市場】
2018.02.01 17:13
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が4日続落し、前日比0.97%安の3446.97ポイント。B株指数は続落し、2.58%安の335.82ポイントだった。深セン市場はそろって4日続落し、深セン成分指数が2.64%安の1万864.34ポイント、B株指数が1.33%安の1181.30ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約15%増加し、概算で5672億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しが続き、売越額は7億8400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は12億1400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は朝方こそ小高かったものの、前場の中盤で下げに転じ、その後は一本調子で下げ幅を拡大。後場は本日の安値付近での小動きとなった。春節(旧正月)が近づき、資金需要の高まりで流動性がひっ迫する問題が警戒され、ろうばい売りとなったもよう。上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄は全体の8割半に達した。両市場合計の売買代金は3日ぶりに5000億元を上回った。
こうしたなか、大型株の一角は引き続き堅調。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は続伸し、0.78%高だった。一方、深セン市場は下げがきつかった。深セン市場の全銘柄で構成される深セン総合指数は6日続落し、3.02%安で取引を終了。中小型株が幅広く売られ、中小企業板指数は3.20%安、創業板指数は2.17%安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株はまちまちだったものの、四大国有銀行株はそろって上昇。中国工商銀行'A'(601398.SS)が2.67%高、中国銀行'A'(601988.SS)が1.98%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.26%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.12%高だった。二大石油株はまちまち。中国石油化工'A'(600028.SS)が1.12%高だったものの、中国石油天然気'A'(601857.SS)は0.11%安。保険株は軒並み上昇し、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.44%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.29%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が0.79%高、平安保険'A'(601318.SS)が0.53%高だった。
こうしたなか、春節連休が近づいたことで、三大航空株が買われた。中国国際航空'A'(601111.SS)が3.63%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が1.55%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が1.52%高。また、大型の鉄鋼株や不動産株も堅調だった。一方、幅広い銘柄がストップ安となり、「滬股通」や「深股通」の対象銘柄だけでも数十銘柄が制限値幅まで売られた。
上海B株市場と深センB株市場は幅広い銘柄が売られ、上昇銘柄はゼロだった。(中国部・千原)
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