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【1月11日の香港市場】

2018.01.11 18:12

 主要指数はいずれも小幅高。ハンセン指数は13日続伸し、前日比0.15%高の3万1120.39ポイント。H株指数は10日続伸し、0.05%高の1万2295.52ポイント。レッドチップ指数は続伸し、0.01%高の4612.81ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約8%減少し、概算で1288億2400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が11億7700万元、深セン経由が5億9300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は、利益確定売りに押され、ダウ平均が小幅に反落。トランプ大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)からの脱退を表明すると伝わり、製造業の一角が売られた。米長期金利が上昇し、不動産株や公益株も軟調。もっとも、金融株は長期金利の上昇を好感した。本日の香港市場はハンセン指数が史上初の12日続伸を昨日達成したことで、高値警戒感が強かった。主要指数は前日終値付近で寄り付き、ハンセン指数とH株指数は序盤でもみ合い、その後はマイナス圏で推移。ハンセン指数は後場の中盤から概ね小幅高となったが、H株指数とレッドチップ指数は軟調な値動きに終始。クロージング・オークション・セッション(CAS)を経て、H株指数とレッドチップ指数は上げに転じた。ハンセン指数は連騰記録を更新した。ただ、いずれの指数も、下落した構成銘柄の方が多かった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率1位の9.02%高。12月の出荷量を受け、アナリストからポジティブな評価が相次ぎ、これを好感した。同じくスマートフォン部品を手がける瑞声科技(02018.HK)は昨日の下落率1位だったが、舜宇光学科技に連れ高し、本日は上昇率2位の4.42%高だった。米長期金利の上昇を受け、金融株が堅調。中銀香港(02388.HK)が2.51%高、HSBC(00005.HK)が2.37%高だった。

 一方、テンセント(00700.HK)は下落率1位の2.49%安。ナスダック総合株価指数が今年初めて下落したことが逆風になったほか、新たな起債計画が報道され、財務負担の増加が懸念されたもようだ。昨日の下落率4位だった聯想集団(00992.HK)は続落し、本日は同3位の1.52%安。米国の税制改革にともなう繰延税金資産の再評価で、純利益が減少することが引き続き嫌気された。吉利汽車(00175.HK)は17年12月本決算の大幅増益見通しを発表してから材料出尽くし感が強く、下落率4位の1.49%安だった。

 そのほかでは、長江デルタ地域でセメント価格が下落したことを受け、関連株が大幅。中国建材(03323.HK)が7.82%安、華潤セメント(01313.HK)が5.98%安、安徽海螺水泥(00914.HK)が5.71%安、北京金隅(02009.HK)が3.27%安だった。一方、航空株が堅調。中国東方航空(00670.HK)が4.33%高、中国国際航空(00753.HK)が3.82%高、中国南方航空(01055.HK)が2.85%高だった。新たな航空券価格政策を手がかりに、投資判断や目標株価を引き上げられたことを好感した。(中国部・千原)
 
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