中国株ニュース 詳細
【1月9日の中国本土市場】
2018.01.09 17:18
主要指数は上海B株を除いて続伸した。上海市場は上海総合指数が8日続伸し、前日比0.12%高の3413.89ポイント。B株指数は小幅に反落し、0.23%安の347.19ポイントだった。深セン市場はいずれも8日続伸し、深セン成分指数が0.56%高の1万1447.09ポイント、B株指数が0.72%高の1202.19ポイントだった。両市場合計の売買代金(速報値)は前日比で14%減少し、概算で4825億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は14億7200万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は16億400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数が前日までに7日続伸して約1カ月半ぶりに3400ポイントを回復したこともあり、本日の本土市場は利益確定売りが優勢。両市場全体の値下がり銘柄数は1900を超えた。一方で値上がり数は1300あまりにとどまったが、大型株が総じて堅調に推移。上海総合、深セン成分の両指数はもみ合いながらも終値をプラス圏に乗せ、いずれも8日続伸を達成した。新年の中国経済の強気見通しに加え、MSCIのA株採用による資金流入を見据えて大型株が引き続き物色された。
鉄鋼・セメントを含む景気敏感株の一角に利益確定が目立った。先ごろ好業績見通しを明らかにしたセメント大手の安徽海螺水泥'A'(600585.SS)には当面の好材料出尽くしの売りがみられ、1.73%安と4営業日ぶりに調整。鉄鋼最大手の宝山鋼鉄(600019.SS)も前日の急騰の反動から2.04%安に沈んだ。当局による証券会社への一斉検査が始まったことを受け、中国銀河証券'A'(601881.SS)が1.90%安、広発証券'A'(000776.SZ)が0.73%安など、証券セクターがさえない。燃料炭価格の上昇による採算性悪化が懸念され、国電電力発展(600795.SS)と大唐国際発電'A'(601991.SS)が0.93%安など、電力セクターが軟調。
他方で値上げによる収益拡大への期待感から、酒造セクターが好調。老舗白酒メーカーの茅台酒(600519.SS)は4.04%高で大引けして上海総合指数の上昇に貢献。上場来高値を更新し、時価総額で1兆元超えを視野に入れた。青島ビール'A'(600600.SS)が1.30%高、燕京ヒ酒(000729.SZ)が0.56%高と、ビール大手が堅調。無錫小天鵝'A'(000418.SZ)が9.33%高、TCL集団(000100.SZ)が3.86%高など、家電セクターも動意付いた。
なお、B株市場も50銘柄が値下がりし、値上がり数(31)を上回った。上海B株では上海錦江国際酒店発展(900934.SS)が1.69%安など、地場系銘柄が振るわず、指数も小幅に反落して取引を終了。対照的に深センB株は京東方科技(200725.SZ)が上昇率2位の5.35%高など、家電セクターが買われて指数も続伸した。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門