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【1月5日の香港市場】

2018.01.05 18:00

 主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は9日続伸し、前日比0.25%高の3万814.64ポイント。H株指数は6日続伸し、0.06%高の1万2211.63ポイント。レッドチップ指数は12日続伸し、0.54%高の4560.14ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約5%減少し、概算で1250億800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が19億1600万元、深セン経由が7億4400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸し、初めて終値で2万5000ドルを突破。決算発表シーズンを前に、企業業績への期待が高まったほか、12月のADP全米雇用レポートで非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったことなどを好感した。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数は3日連続で過去最高値を更新した。

 外部環境は引き続き良好だが、香港市場は昨日まで大きく続伸していただけに、週末を控えて高値警戒感が強かった。香港の主要指数は高く寄り付いたものの、前場の中盤でそろって下げに転じた。その後はハンセン指数とH株指数が前日終値を挟んで小動き。レッドチップ指数は堅調に推移した。商いは引き続き活況で、今年に入ってから4日連続でメインボード売買代金が1000億HKドルを上回った。本土マネーの動きも活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の約14%を占めた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産株の上昇が目立ち、信和置業(00083.HK)が上昇率1位の4.94%高、新世界発展(00017.HK)が同4位の3.50%高、恒隆地産(00101.HK)が3.27%高、九龍倉置業地産(01997.HK)が3.05%高だった。香港の不動産は需要があると、香港一の資産家として知られる李嘉誠氏が発言したほか、複数のアナリストが今年上期の香港の不動産市況をポジティブに評価していることが材料視された。

 本土系不動産株も堅調で、碧桂園控股(02007.HK)が4.51%高、華潤置地(01109.HK)が4.20%高で、上昇率2~3位に並んだほか、中国海外発展(00688.HK)が2.75%高。大手不動産デベロッパーの業務統計が好調だったほか、アナリストが本土の不動産セクターの株価は上昇余地があると評価したことが追い風となった。一方、マカオのカジノ株や保険株が軟調。本土系保険株は資金運用に対する規制強化が嫌気された。(中国部・千原)
 
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