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【1月5日の中国本土市場】

2018.01.05 17:14

 主要指数は上海B株を除いて堅調。上海市場は上海総合指数が6日続伸し、前日比0.17%高の3391.75ポイント。B株指数は8日ぶりに反落し、0.29%安の346.61ポイントだった。深セン市場はいずれも6日続伸し、深セン成分指数が0.01%高の1万1342.84ポイント、B株指数が0.31%高の1191.89ポイントだった。両市場合計の売買代金は昨日に比べわずかに増加し、概算で4990億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は10億3800万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は15億6800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は昨日まで5日続伸していたこともあり、朝方から前場の中盤にかけて前日終値を挟み一進一退。その後は堅調に推移し、後場の終盤で節目の3400ポイントを突破したが、戻り売りに押され、上げ幅を縮小した。上海総合指数は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。深セン市場は下落銘柄の方がわずかに多かった。こうしたなか、大型株の一角が堅調で、上海市場の大型50銘柄で構成される上証50指数は0.44%高。上海市場と深セン市場の大型300銘柄で構成される滬深300指数(CSI300指数)は0.24%高だった。

 上海A株市場の主要セクターでは、二大石油株が続伸し、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.31%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.46%高。銀行株はまちまち。保険株は総じて軟調。保険資金の運用スキームについて、“名目は株式だが、実質的に債券に近い方式”を禁じる通知を当局が発表し、これが嫌気された。

 こうしたなかビール関連株が大幅高となり、青島ビール'A'(600600.SS)がストップ高だったほか、重慶ビール【売付のみ】(600132.SS)が5.20%高。国内の主要ビールメーカーが値上げするとの報道を受け、これが材料視された。不動産株の上昇も目立ち、上海世茂(600823.SS)が9.60%高、華発実業(600325.SS)が8.17%高、緑地HD(600606.SS)が7.16%高、金地グループ(600383.SS)が6.51%高、格力地産(600185.SS)が6.03%高、保利房地産(600048.SS)が5.37%高。大手不動産デベロッパーの昨年の業務統計が好調だったことなどが材料視された。

 上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落。深センB株市場の上昇銘柄は全体の5割だった。(中国部・千原)
 
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