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【1月4日の中国本土市場】
2018.01.04 17:22
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が5日続伸し、前日比0.49%高の3385.71ポイント。B株指数は7日続伸し、0.64%高の347.63ポイントだった。深セン市場はいずれも5日続伸し、深セン成分指数が0.54%高の1万1341.34ポイント、B株指数が0.27%高の1188.16ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約7%減少し、概算で4964億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は28億1700万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は17億300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は朝方こそ前日終値を挟んで一進一退だったが、その後は上げ幅を広げる展開。後場の中盤で3390ポイントを抜くと、昨日まで4日続伸していた反動から、戻り売りが優勢となった。上海市場は下落した銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きな酒造株や石油株などに支えられ、上海総合指数は上昇した。深セン市場も全体の5割あまりの銘柄が下落したものの、大型株に支えられた。
上海A株市場では原油相場の上昇を好感し、二大石油株がいずれも堅調。中国石油化工'A'(600028.SS)が6.64%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が3.38%高。その他の石油関連株も大幅高となり、中海油田服務'A'(601808.SS)、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)がストップ高だった。銀行株はまちまちだが、うち四大国有銀行株は総じて軟調。保険株も下落した銘柄の方が目立った。
こうしたなか、物流関連株の上昇が目立ち、華貿国際物流(603128.SS)がストップ高だったほか、上海ポート(600018.SS)が9.76%高、上海錦江国際実業投資'A'(600650.SS)が8.87%高、東方国際創業【売付のみ】(600278.SS)が8.26%高、長江投資(600119.SS)が6.48%高。上海市浦東新区の不動産デベロッパーも堅調。上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)がストップ高だったほか、上海外高橋集団'A'(600648.SS)が6.91%高、上海金橋輸出加工区開発'A'【売付のみ】(600639.SS)が4.91%高だった。食品株や酒造株も総じて堅調だった。一方、原油高を嫌気し、航空株が軟調。中国南方航空'A'(600029.SS)が4.43%安、中国国際航空'A'(601111.SS)が3.58%安だった。
上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は下落した銘柄の方が多かったものの、大型の家電株や酒造株に支えられ、深センB株指数は上昇した。無錫小天鵝(200418.SZ)が上昇率1位の3.42%高、安徽古井貢酒(200596.SZ)が同2位の1.70%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が同3位の1.42%高だった。(中国部・千原)
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