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【12月5日の中国本土市場】
2017.12.05 17:00
主要指数はいずれも下落。上海市場はそろって続落し、上海総合指数が前日比0.17％安の3303.67ポイント、B株指数が2.21％安の333.48ポイント。深セン市場はいずれも3日ぶりに反落し、深セン成分指数が1.45％安の1万854.75ポイント、B株指数が1.37％安の1131.99ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約19％増加し、概算で4827億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は本日も売り越しとなり、売越額は27億1500万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）も売り越しに転じ、売越額は4億1700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は小幅安で寄り付き、その後は前場にかけて前日終値を挟み一進一退。後場はマイナス圏で推移し、節目の3300ポイントを下値に、小動きとなった。ザラ場や終値での3300ポイント割れは回避した。上海市場と深セン市場のいずれも全体の8割の銘柄が下落した。
幅広い銘柄が売られるなか、政府筋が株式市場に介入したもよう。株価指数への影響が大きな大型株が買われ、上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.71％高。構成銘柄の8割近くが上昇した。また、上海市場と深セン市場の大型株300銘柄で構成されるCSI300指数（滬深300指数）も0.53％高となった。その一方で中小型の銘柄が売られ、中小企業板指数や創業板指数は下落率が2％を超えた。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が総じて堅調。なかでも時価総額の大きな四大国有銀行株はいずれも上昇し、中国建設銀行'A'（601939.SS）が2.14％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.87％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.86％高、中国銀行'A'（601988.SS）が1.53％高だった。二大石油株はそろって続伸し、中国石油化工'A'（600028.SS）が1.65％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.61％高。保険株も続伸し、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.77％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.62％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.60％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が2.32％高だった。このほか、さまざまな業種の政府系大型株の上昇が目立った。深センA株市場でも堅調だったのは大型株が中心だった。
上海B株市場は全銘柄が下落。深センB株市場は下落銘柄が9割に達した。（中国部・千原）
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