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諾奇、売買再開を目指し裏口上場を柱とした再編を計画

2017.12.05 11:13

 諾奇(01353.HK)は4日、同社株の売買再開プランの一環で、実質的な裏口上場を柱とした再編計画を発表した。諾奇は中国本土で建設工事を請け負う中宏国際有限公司(中宏国際)の全出資持分を総額10億5302万4128HKドルで買収し、対価として1株あたり0.6829HKドルで新株を割り当てるかたちで支払う。

 割当価格の0.6829HKドルは2014年7月23日の終値1HKドルを31.7%下回る水準。取引完了後、売り手である胡玉林氏ファミリーは新筆頭株主として諾奇の株式71.63%を保有する一方、現筆頭株主である昊天発展集団(00474.HK)の持ち株比率は17.01%に低下する見通し。胡氏ファミリーは諾奇を通じて中宏国際を傘下に収めることになり、実質的な中宏国際の裏口上場が完成することになる。

 再編後、諾奇の主力事業は中宏国際が手がける建設事業に転換し、早期の売買再開を目指すと説明。中宏国際は2016年12月本決算で1億2080万元の税引き後利益を計上している。

 なお、諾奇の株式は2014年7月23日12時25分(日本時間)から売買停止となっている。

(同件につきましては、2017年9月22日付「「上場廃止手続き」の第3段階」、2017年5月19日付「「上場廃止手続き」の第3段階を香港証取があらためて決定」、2016年8月2日付「「上場廃止手続き」の第2段階」、2016年1月29日付「「上場廃止手続き」の第1段階」、2016年7月28日付「昊天発展集団、諾奇への買収計画の詳細」、2016年7月26日付「経営再建中の諾奇を買収へ」をご参照ください)
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2017/12/04)

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