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【12月1日の香港市場】

2017.12.01 17:59

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.35%安の2万9074.24ポイント、H株指数は0.22%安の1万1449.43ポイントと、いずれも5日続落。レッドチップ指数は反発し、0.21%高の4302.80ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約12%減少し、概算で1504億6700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が8億500万元、深セン経由が1億8500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は税制改革への期待を背景にダウ平均が5日続伸し、節目の2万4000ポイントを上回り、再び過去最高値を更新した。米長期金利の上昇による利ザヤ拡大への期待から、金融株などが買われた。ハイテク株を買い戻す動きも広がり、ナスダック総合株価指数は反発した。

 良好な外部環境を背景に、香港市場の主要指数は高く寄り付いたが、いずれの指数も朝方で下げに転じた。すぐに切り換えし、前場の中盤には本日の高値圏まで戻したが、売り圧力が強く、前日終値付近で前場の取引を終了した。後場はレッドチップ指数こそ総じて堅調だったが、ハンセン指数とH株指数は軟調だった。メインボードの売買代金は昨日に比べ減少したものの、高水準を維持。本土マネーがメインボード全体に占める比率は約8%にとどまった。

 ハンセン指数とH株指数は上昇銘柄の方が多かったものの、IT株、本土系の金融株や石油株が重荷となった。その一方でレッドチップ指数は下落銘柄が多かったものの、石油株などに支えられ、堅調に推移した。本日発表された11月の財新中国製造業PMIは市場予想をやや下回ったが、株式市場への影響は限られたもようだ。

 ハンセン指数の構成銘柄では、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が続落し、本日は下落率1位の3.26%安。ハンセン指数構成銘柄の入れ替えが本日の取引終了後に発効し、テンセントのウエートが大きく引き下げられることが、大幅安の背景にあるもようだ。ETF(上場投資信託)がハンセン指数に連動するには、ウエートの変動に合わせ、テンセントの持ち高を調整する必要があるためという。また、昨日の下落率1位だった瑞声科技(02018.HK)は続落し、本日は下落率4位の1.85%安。昨日は堅調だった香港系銀行株は反落し、東亜銀行(00023.HK)が0.86%安、中銀香港(02388.HK)が0.25%安だった。

 一方、マカオのカジノ株がそろって買われ、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率3位の2.22%高、サンズチャイナ(01928.HK)が同5位の1.58%高。11月のマカオのカジノ収益が前年同月比22.6%増の230億3300万パタカに上り、大方の予想を上回ったことを好感した。

 そのほかでは、週明けからハンセン指数に加わる碧桂園控股(02007.HK)が4.71%高、舜宇光学科技(02382.HK)が1.53%高。H株指数に加わる広州汽車(02238.HK)は1.22%高だった。(中国部・千原)
 
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