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太古A、17年12月本決算で業績下振れの可能性
2017.11.10 11:29
太古A（00019.HK）は9日、2017年12月本決算の業績が当初の見通しよりも下方修正される可能性があることを明らかにした。2017年6月中間期に明らかにした2017年下期の見通しと比較し、傘下に置く香港飛機工程（00044.HK）が米国事業の不振により、約6億2500万HKドルの減損損失を新たに計上するという。加えて海洋サービス子会社でも需要低迷により、約9億3600万HKドルの減損処理を行う見通し。これらが2017年下期の利益を押し下げると予想している。
一方で不動産、貿易、実業、航空分野の見通しは2017年6月中間期時点の予想と大きくは変わらないと説明。不動産部門は香港でのテナント収入の増加とプロジェクト売却益の計上、中国本土での投資不動産の改善などが追い風になる見通し。飲料事業は中国本土で安定的な販売増が見込めるものの、コスト圧力が重しになるという。また、航空事業を担当する国泰航空（00293.HK）の業績改善は下期も難しい見通しで、競争激化と燃油価格の上昇が重しになると説明している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/11/09)
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