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【11月9日の香港市場】

2017.11.09 17:54

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.79%高の2万9136.57ポイント、H株指数は1.45%高の1万1744.54ポイントと反発した。レッドチップ指数は3日続伸し、0.43%高の4462.06ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約18%減少し、概算で1144億6700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が35億300万元、深セン経由が10億5000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中首脳会談で巨額の商談がまとまるとの観測から、前日の米国株市場では主要三指数が小幅ながらも過去最高値を更新した。これを受け、本日の香港株市場でも主要指数がプラス圏でスタート。ハンセン指数は徐々に上げ幅を広げ、2万9200ポイント付近で前引けした。後場に入り一旦は利益確定売りが広がったものの、その後は米中首脳会談が始まる直前に大統領訪中に同行した米主要企業の経営トップと複数の中国企業との間で総額2535億米ドル規模の商談がまとまったとのニュースが流れると、大引けにかけて一本調子で上昇。本日の高値圏で取引を終え、再び約10年ぶりの高値を更新。終値を2万9100ポイント台に乗せた。

 保険セクターに押し目買いが入り、平安保険(02318.HK)が3.66%高、中国人寿保険(02628.HK)が2.23%高。銀行株も買い戻され、中国建設銀行(00939.HK)が1.17%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.12%高、中国銀行(03988.HK)が0.78%高。米中双方で成立した大型商談に天然ガスの共同開発などが盛り込まれたことで、中国海洋石油(00883.HK)が1.45%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.90%高、中国石油化工(00386.HK)が0.17%高と、三大石油株が堅調だった。親会社の米キャタピラー社との提携などを材料に、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が5.62%高と買い進まれ、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。

 中国企業による対米直接投資の拡大が織り込まれ、すでに米国に工場を持つガラスメーカーの福耀ガラス(03606.HK)が4.47%高と物色された。同じく米国市場に進出している中興通訊(00763.HK)が4.62%高。米国スマホ企業をサプライヤーとして支える舜宇光学科技(02382.HK)が6.97%高、BYD電子(00285.HK)が5.47%高、瑞声科技(02018.HK)が2.38%高だった。

 一方で消費関連の蒙牛乳業(02382.HK)が2.52%安、中国旺旺(00151.HK)が1.31%安とさえず、ハンセン指数構成銘柄の下落率1、3位に沈んだ。引き続き半導体セクターの上海先進半導体(03355.HK)が利益確定売りに押され、3.05%安と続落。大幅増益の1-9月期決算の発表を経て、材料出尽くしの売りが目立つ。建材大手が軟調で、中国中材(01893.HK)が1.28%安、中国建材(03323.HK)が1.50%安、洛陽玻璃(01108.HK)が0.67%安に沈んだ。(中国部・畦田)
 
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