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【10月20日の香港市場】
2017.10.20 17:52
主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比1.16％高の2万8487.24ポイント、H株指数は1.76％高の1万1558.35ポイント、レッドチップ指数は1.40％高の4395.40ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約17％減少し、概算で967億2200万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が8億3300万元、深セン経由が5億400万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が5日続伸し、4日連続で過去最高値を更新。午前中はダウ平均先物の調整を嫌気し、100ドル以上も下げたが、大企業の好決算を材料に、取引終了間際に上げに転じた。ナスダック総合株価指数は反落した。昨日の香港市場はダウ平均先物の調整を受けて後場で急落したが、ダウ平均が5日続伸となったことから、買い戻す動きが広がった。香港の主要指数は高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。本日の高値付近で取引を終了した。週末であることから、メインボードの売買代金は昨日に比べ減少したものの、1000億HKドルに近い高水準だった。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。昨日の下落率1位だった吉利汽車（00175.HK）が買い戻され、本日は上昇率1位の5.83％高。昨日は軟調だった本土系の金融株や香港系の不動産株も反発した。
前場の終了後に17年1－9月期の経営状況を発表した中国海外発展（00688.HK）は、後場も堅調に推移し、1.38％高で引けた。売上高は前年同期比1.7％増、営業利益は13.7％増だった。中国聯合網絡通信（香港）（00762.HK）は17年1－9月期決算が大幅増益となる見通しを発表し、これを好感して高く寄り付いたが、売りに押されて0.53％高で引けた。
一方、このところ堅調だったAIA（01299.HK）が、下落率1位の1.47％安。17年6－8月期の新契約価値が市場予想の下限付近にとどまったことから、失望売りが膨らんだ。（中国部・千原）
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