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【10月18日の香港市場】
2017.10.18 17:59
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.04％高の2万8711.76ポイント、レッドチップ指数は0.13％高の4402.37ポイントと、いずれも小幅に5日続伸。H株指数は反発し、0.46％高の1万1621.95ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4％増加し、概算で875億8100万HKドル。 「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が14億6400万元、深セン経由が7億3600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸し、再び過去最高値を更新。高値警戒感が強まっているものの、好業績企業が買われ、ダウ平均を押し上げた。一方、ハイテク株が調整し、ナスダック総合株価指数は3日ぶりの小反落となった。こうしたなか、中国本土では中国共産党第19回全国代表大会（十九大）が開幕。本日の香港市場は様子見ムードが強く、ハンセン指数は総じてマイナス圏で推移したが、折に触れて上げに転じる場面もあった。ザラ場は小幅安で引けたが、クロージング・オークション・セッション（CAS）を経て、終値は小幅高となった。H株指数は保険株に支えられ、総じて堅調に推移。レッドチップ指数は朝方から軟調だったが、後場の中盤で上げに転じた。
ハンセン指数は下落した構成銘柄の方が多かったものの、本土系や外資系の保険株に支えられた。中国人寿保険（02628.HK）が2.26％高、平安保険（02318.HK）が1.92％高となり、上昇率1～2位に並んだ。本土系保険会社の1－9月期決算の発表を前に、アナリストがポジティブな評価を明らかにしたことが、買い材料となったもようだ。前年下期に比べ株式市況が良好ななか、新契約価値の2ケタ成長も見込めると予想している。AIA（01299.HK）も業績期待を背景に続伸し、0.48％高だった。長江実業（01113.HK）は高層ビルの権益売却が引き続き材料視され、上昇率4位の1.55％高だった。
一方、米国でハイテク株が売られたことを嫌気し、昨日の上昇率2位だった瑞声科技（02018.HK）が反落し、本日は下落率1位の4.16％安。昨日の上昇率1位だった中国旺旺（00151.HK）は利益確定売りに押され、下落率3位の1.45％安。このほかでは、本土系の銀行株や石油株、香港系の公益株などが軟調だった。（中国部・千原）
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