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中国食品、ワイン事業の売却と特別配当を計画
2017.10.17 10:55
中国食品(00506.HK)は16日、「長城」ブランドのワインを中核とする酒造事業や非飲料品事業を親会社に売却すると発表した。酒造・非飲料品事業会社の全出資持分と債権を総額50億6900万元で譲渡する。売却で回収した資金のうち、約26億100万HKドルは自社株主への特別現金配当(1株あたり0.93HKドル、スケジュールは未定)に充てる予定。残りは銀行借入の返済や運転資金などにまわすという。売却で発生する損益は取引の完成時期などで変動するものの、2017年9月末に完了したと仮定した場合、約4億9800万HKドルの譲渡損失を計上すると試算される。
ワインを中核とする酒造事業はここ数年不振が続いており、親会社への売却を通じて完全に切り離すことを決定。今後は成長性が見込める主力の飲料品事業に経営資源を集約し、収益拡大を目指すと説明している。売却企業の2017年9月末の純資産は18億9800万HKドル、2016年の売上高は27億3200万HKドル、純損失は2億600万HKドルだった。
なお、中国食品は先ごろ、「福臨門」ブランドの食用油・調味料の卸小売事業を兄弟会社の中国糧油控股(00606.HK)に10億5000万HKドルで売却している。中国食品はこの取引で回収した資金の一部(約2億~3億HKドル)についても、自社株主に特別配当として還元する意向を示している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/10/16)
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