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【10月16日の中国本土市場】
2017.10.16 17:11
主要指数はいずれも反落した。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.35%安の3378.47ポイント。B株指数は0.99%安の356.52ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.12%安の1万1271.19ポイント、B株指数が0.50%安の1207.19ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約2割増加し、概算で5459億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は3億6400万元だった。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は12億900万元の買い越し(注文ベース:買注文と売約定の差)。
週明けの本土市場は約2760の銘柄が値下がり。値上がり銘柄は500弱にとどまった。前場の上海総合指数は小幅高で推移したが、節目の3400ポイントを前に高値警戒感が強く、後場はマイナス圏での小動きに終始した。深セン成分指数は後場で下げ幅を広げて大引け。米韓合同軍事演習がすでに始まったなかで、中国共産党大会が開幕する18日前後に北朝鮮が何らかの対抗措置をとるとの観測が燻り続け、リスク回避の利益確定売りにつながった。また、先週末に9社のA株IPO(新規公開)が承認され、需給懸念もみられた。一方で先週末に発表された中国の金融・物価統計が概ね堅調な内容となり、景気見通しの改善が地合いを下支えした。
ITセクターを中心とするグロース株に調整売りが目立った。九安医療電子(002432.SZ)がストップ安、用友ネット【売付のみ】(600588.SS)が6.13%安、恒生電子(600570.SS)が4.46%安、中国ソフト(600536.SS)が3.91%安。5G(第5世代移動通信)の関連銘柄にも利益確定売りが広がり、東方通信'A'(600776.SS)が5.21%安、盛路通信(002446.SZ)が4.61%安、通宇通訊(002792.SZ)が2.26%安など、通信設備株がさえない。値下げ競争の激化が警戒され、宅配大手が軟調。韻達控股(002120.SZ)が4.18%安、円通速逓(600233.SS)が3.68%安、順豊控股(002352.SZ)が2.34%安に沈んだ。
一方で9月の生産者物価指数(PPI)が高い伸びを示し、本日の中国の金属先物価格も上昇したことから、鉄鋼・非鉄セクターが物色された。江西銅業'A'(600362.SS)が5.00%高、紫金砿業'A'(601899.SS)が2.82%高、馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が1.54%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が1.06%高。自動車株の一角が好調で、長城汽車'A'(601633.SS)は合弁開始に向けたBMWとの協議が進行中であることを明らかにし、5.30%高で引けた。太平洋保険'A'(601601.SS)が3.85%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.46%高など、保険セクターも堅調で指数の下げ幅を縮めた。
なお、B株市場はA株に連れ安し、約8割の銘柄が値下がりした。(中国部・畦田)
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