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【10月13日の中国本土市場】

2017.10.13 16:56

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が小反発し、前日比0.13%高の3390.52ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.29%高の360.09ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反発し、0.81%高の1万1399.09ポイント。B株指数は反発し、0.22%高の1213.31ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約5%減少し、概算で4587億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は6億7400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は10億8400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は前場の中盤まで前日終値を挟んで一進一退。その後は小幅高で推移した。上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割の銘柄が上昇した。中国共産党第19回全国代表大会(十九大)を来週に控えて様子見ムードが強く、両市場合計の売買代金は2日連続で5000億元を下回った。

 上海A株市場の主力セクターは、銀行株、石油株、保険株のいずれもまちまち。こうしたなか、華北地域を中心にPM2.5に覆われる時期を迎え、環境関連株が大幅高。偉明環保(603568.SS)、菲達環保(600526.SS)がストップ高だったほか、竜浄環保(600388.SS)が6.96%高、天津創業環保'A'(600874.SS)が6.77%高、遠達環保(600292.SS)が6.06%高だった。

 上海家化聯合(600315.SS)は親会社による部分的な公開買付(TOB)を受け、提示価格に近づくかたちでストップ高。青島ビール'A'(600600.SS)は2位株主のアサヒビールが保有株を売却する方針であることが判明し、これを材料に4.98%高だった。

 上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深センB株市場の上昇銘柄は全体の5割にとどまった。(中国部・千原)
 
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