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【10月11日の中国本土市場】
2017.10.11 17:00
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に4日続伸し、前日比0.15％高の3388.28ポイント。B株指数は7日ぶりに小反落し、0.16％安の362.88ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに小反落し、0.15％安の1万1312.49ポイント。B株指数は小幅に7日続伸し、0.11％高の1212.14ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約5％増加し、概算で5685億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億9800万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は11億4700万元だった。
上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。前場の終盤で上げ幅を広げ、後場寄り直後に本日の高値をつけた。その後は売りに押され、上げ幅を縮小。上海市場は下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられ、上海総合指数は小幅高で取引を終了した。深セン成分指数は後場の中盤まで前日終値を挟んで一進一退だったが、小幅安で引けた。深セン市場は全体の6割近くの銘柄が下落した。
上海A株市場は主力の銀行株や石油株がまちまち。保険株は堅調だった。こうしたなか酒造株が買われ、金種子酒業【売付のみ】（600199.SS）が6.38％高、沱牌舎得酒業【売付のみ】（600702.SS）が4.86％高、杏花村汾酒（600809.SS）が4.21％高、今世縁酒業（603369.SS）が4.19％高、安徽口子酒業（603589.SS）が3.97％高、金楓酒業【売付のみ】（600616.SS）が3.83％高だった。深センA株市場でも洋河酒廠（002304.SZ）が4.95％高、安徽古井貢酒'A'（000596.SZ）が4.48％高、酒鬼酒（000799.SZ）が3.80％高だった。また、昨日に続き製薬株なども堅調だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が下落した。深センB株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。山東晨鳴紙業'B'（200488.SZ）は2017年1－9月期決算が前年同期比で71～77％増益となる見通しを明らかにしたが、2017年6月中間決算に比べ増益率が縮小することが嫌気され、下落率1位の4.70％安となった。（中国部・千原）
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