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【10月10日の中国本土市場】
2017.10.10 17:03
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が3日続伸し、前日比0.25％高の3382.98ポイント。B株指数は6日続伸し、0.08％高の363.48ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続伸し、0.57％高の1万1329.51ポイント。B株指数は6日続伸し、0.47％高の1210.71ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べわずかに増加し、概算で5423億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は24億6500万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は17億5400万元だった。
連休明けの昨日10月9日は、上海総合指数が始値を3400ポイントに乗せてスタート。9月のCFLP製造業PMIが市場予想を大幅に上回ったことを好感したほか、インクルーシブ・ファイナンスに対する預金準備率の引き下げ政策などの好材料を一気に織り込んだ。ただ、大引けまで3400ポイント台を維持することはできなかった。
本日の上海総合指数は朝方こそ小高かったものの、すぐに下げに転じ、後場の中盤までマイナス圏で推移。終盤で上げに転じ、本日の高値付近で取引を終了した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の7割の銘柄が上昇。連休明けの昨日に続き、売買代金は5000億元を超えた。
上海A株市場では銀行株が総じて堅調だったものの、二大石油株はまちまち。保険株は軟調な銘柄が目立った。こうしたなか、医療関連株が堅調。上海A株市場では通策医療（600763.SS）がストップ高だったほか、潤達医療（603108.SS）が8.38％高、山東新華医療器械（600587.SS）が8.26％高。深センA株市場では九安医療電子（002432.SZ）、魚躍医療設備（002223.SZ）、尚栄医療（002551.SZ）がストップ高だったほか、山東新華製薬'A'（000756.SZ）が8.67％高、奇正蔵薬（002287.SZ）が6.13％高だった。薬品や医療機器のイノベーションを目的とした審査・許認可制度の改革を進める方針を国務院が発表。医療費の地域間決算についても刷新を進める計画で、これらが材料視された。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の6割。上海神奇製薬（900904.SS）が上昇率1位の3.63％高だった。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。（中国部・千原）
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