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【10月6日の香港市場】
2017.10.06 18:13
祝日明けの香港市場は、主要指数がいずれも4日続伸。ハンセン指数は前営業日比0.27％高の2万8458.04ポイント、H株指数は0.54％高の1万1459.09ポイント、レッドチップ指数は0.97％高の4410.35ポイントだった。メインボードの売買代金は祝日の前日に比べ約20％増加し、概算で1029億7100万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は国慶節連休にともない9月28日から停止しており、10月9日に再開する予定。
ニューヨーク市場はダウ平均が7日続伸し、過去最高値を更新。連邦法人税率の引き下げを含む税制改革案への期待が、買いを後押しした。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数は8日続伸し、こちらも過去最高値を好感した。ただ、米雇用統計の発表を控え、利益確定売りへの警戒感も強まっているもようだ。
良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。ただ、その後はいずれも上げ幅を縮小。米雇用統計の発表をきっかけとした利益確定売りへの警戒感が広がったもようで、ハンセン指数は後場の終盤で下げに転じる瞬間もあった。昨日が祝日だった反動から、売買代金は大幅に増加し、1000億HKドルの大台を上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、一昨日の上昇率2位だった吉利汽車（00175.HK）が続伸し、本日は上昇率1位の5.59％高。新ブランド「領克」（LYNK&CO）の高級SUV（スポーツ多目的車）のデザインが明らかとなり、これが材料視されたもようだ。このSUVの車名は「領克01」で、4つのタイプをそろえており、今年10－12月にも中国本土で発売する予定。将来的には海外展開も目指すという。
一昨日の下落率3位だった蒙牛乳業（02319.HK）は自律反発し、本日は上昇率2位の3.04％高。AIA（01299.HK）は米国市場で金融株が買われた流れを引き継ぎ、1.61％高。交通銀行（03328.HK）はアナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことを好感し、1.18％高だった。香港交易所（00388.HK）は売買代金の増加をアナリストがポジティブに評価し、0.83％高。米国市場でハイテク株が買われたことを受け、聯想集団（00992.HK）が0.93％高、テンセント（00700.HK）が0.74％高だった。
一方、マカオのカジノ株がそろって下落。サンズチャイナ（01928.HK）が2.70％安、銀河娯楽（00027.HK）が1.86％安となり、下落率1～2位に並んだ。今月1～5日にマカオを訪れた本土からの旅行者が、前年同期比で1.1％の減少となったことが嫌気された。なお、その他の地域からの旅行者を含めた全体では1.9％増だった。
一昨日の上昇率1位だった神華能源（01088.HK）は反落し、本日は下落率3位の1.51％安。このところ堅調だった本土系不動産株も反落し、華潤置地（01109.HK）が0.60％安、中国海外発展（00688.HK）が0.18％安だった。（中国部・千原）
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