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【8月17日の中国本土市場】
2017.08.17 17:01
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.67%高の3268.42ポイント。B株指数は続伸し、0.63%高の336.87ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日続伸し、0.49%高の1万653.73ポイント。B株指数は小反発し、0.10%高の1170.48ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約7%増加し、概算で5253億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は2800万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は8億1500万元の買い越しだった。
上海総合指数は高く寄り付き、その後もプラス圏で推移。後場の中盤から上げ幅を広げ、本日の高値付近で引けた。上海市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割半だった。両市場合計の売買代金は4日ぶりに5000億元を上回った。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が総じて堅調だったものの、保険株は軟調な銘柄が多かった。二大石油株はそろって反発した。こうしたなか、北京市の副都心「雄安新区」の関連銘柄が買われ、同済科技(600846.SS)がストップ高だったほか、中国交通建設'A'(601800.SS)が5.83%高。深センA株市場でも誠志(000990.SZ)がストップ高だった。雄安新区の建設に向け、周辺300キロメートル内の河道探査が完了したと伝わり、プロジェクトの進展が確認されたことが手がかりとなった。
中国聯合網絡通信(600050.SS)が混合所有制改革(民間資本の誘致)プランを発表。これが刺激となり、同じく混合所有制改革が予想される銘柄が買われた。洛陽玻璃'A'(600876.SS)、中国核建(601611.SS)がストップ高だったほか、中国船舶(600150.SS)が5.90%高だった。また、商品相場の上昇を背景に、雲南馳宏(600497.SS)が8.03%高など、非鉄金属株も堅調だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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