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【7月4日の中国本土市場】
2017.07.04 17:12
主要指数は下落。上海市場はいずれも4日ぶりに反落し、上海総合指数が前日比0.41％安の3182.80ポイント、B株指数が0.18％安の327.05ポイント。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反落し、0.57％安の1万474.82ポイント。B株指数は続落し、0.45％安の1144.29ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％増加し、概算で3840億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はそろって売り越しに転じ、売越額はそれぞれ3億1100万元、2億200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、前場にかけて下げ幅を拡大。後場は本日の安値付近で小動きとなった。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の5割半だった。商いは引き続き低水準にとどまり、両市場合計の売買代金は6日連続で4000億元を下回った。大型株を中心に利益確定売りに押されたほか、北朝鮮のミサイル発射で地政学リスクが強まったことで、地合いが悪化した。
上海A株市場の主要セクターは、銀行株や保険株が総じて軟調。二大石油株は原油相場の上昇を好感し、いずれも上昇した。昨日堅調だった鉄鋼株は反落。方大スチール（600507.SS）が5.00％安、*ST重慶鋼鉄【売付のみ】（601005.SS）が4.54％安、宝山鋼鉄（600019.SS）が2.14％安、南京鋼鉄（600282.SS）が1.03％安、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が1.02％安だった。
「滬股通」と「深股通」が売り越しに転じ、海外投資家による売買が活発な銘柄の下げも目立った。上海市場では葛洲ハ（600068.SS）が3.62％安、上海家化聯合（600315.SS）が3.45％安、華潤双鶴薬業（600062.SS）が3.26％安、片仔コウ薬業（600436.SS）が2.82％安、茅台酒（600519.SS）が1.83％安など。深セン市場では海康威視（002415.SZ）が3.29％安、宜賓五糧液（000858.SZ）が2.73％安、分衆信息（002027.SZ）が2.61％安、格力電器（000651.SZ）が1.53％安、美的集団（000333.SZ）が0.71％安だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の6割半だった。（中国部・千原）
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