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【7月3日の中国本土市場】
2017.07.03 17:13
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも小幅に3日続伸し、上海総合指数が前営業日比0.10%高の3195.91ポイント、B株指数が0.11%高の327.65ポイント。深セン市場は深セン成分指数がかろうじて3日続伸となり、0.05%高の1万535.04ポイント。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.14%安の1149.47ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約9%増加し、概算で3697億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はそろって買い越しに転じ、買越額はそれぞれ1億7900万元、3億2200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、下げ幅を拡大。前場の中盤で本日の安値を付けると、その後は買い戻す動きが広がり、小幅高で前場を終了。後場は前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で取引を終了した。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割近くの銘柄が上昇したものの、大型株の一角が重荷となり、上海総合指数や深セン成分指数の上昇率は小幅にとどまった。商いは先週末に比べ増加したものの、低水準にとどまっており、両市場合計の売買代金は5日連続で4000億元を下回った。本日発表された6月の財新中国製造業PMIは50.4となり、市場予想を上回ったものの、株式市場への影響は限定的だった。
上海A株市場の主要セクターは、銀行がまちまち。二大石油株は原油相場の上昇を好感し、そろって上昇。保険株は軒並み軟調だった。そのほかでは、製造業PMIの上振れを好感し、鉄鋼株の上昇が目立った。馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)がストップ高だったほか、方大スチール(600507.SS)が5.39%高、南京鋼鉄(600282.SS)が4.31%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が4.17%高。下落銘柄では茅台酒(600519.SS)が利益確定売りに押されて2.43%安となり、他の酒造株が連れ安した。
上海B株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は上昇銘柄がわずかに多かったものの、大型株の一角が重荷となり、深センB株指数は小幅安となった。酒造株がそろって売られ、安徽古井貢酒(200596.SZ)が下落率1位の1.83%安だったほか、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.08%安だった。(中国部・千原)
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