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【6月2日の中国本土市場】
2017.06.02 17:17
主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって反発し、上海総合指数が前日比0.09%高の3105.54ポイント、0.68%高の317.37ポイント。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.66%高の9794.88ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.65%高の1079.81ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約11%減少し、概算で3412億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は7億400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は10億2600万元の買い越しだった。
上海市場は売りが先行し、上海総合指数は3100ポイント割れで寄り付いた。前場は大台を回復する場面もあったが、マイナス圏での値動きに終始。前場の中盤で本日の安値をつけた。後場に入ると買い戻す動きが広がり、中盤で大台を回復し、上げに転じた。その後は小幅高で推移し、かろうじて終値での3100ポイント割れを免れた。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割の銘柄が上昇。週末ということもあり、商いは低水準にとどまった。
上海A株市場は幅広い銘柄が上昇したものの、時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株が軒並み軟調となり、上海総合指数の重荷となった。航空株や医薬株の下げも目立った。こうしたなかラッキーフィルム(600135.SS)が6.99%高など、北京市の副都心「雄安新区」の関連銘柄などが物色された。
深センA株市場では1.27%安で取引を終了した宅配大手の順豊控股(002352.SZ)に投資家の視線が集まった。順豊控股はアリババ・グループの物流プラットフォーム「菜鳥網絡」への荷物情報データの送信を突然中断。これによりアリババ・グループの消費者間(C2C)の電子商取引(Eコマース)サイト「淘宝」(タオバオ)では、順豊控股が発送した荷物の検索ができなくなり、大きな混乱を引き起こした。これを受けて菜鳥網絡は、他の宅配業者を利用するよう呼びかけた。
だが、一連の混乱を受けて順豊控股は、菜鳥網絡の方がデータインターフェイスを閉じたと説明。順豊控股がテンセント(00700.HK)のクラウドサービスを利用していることから、これを止めてアリババ・グループのサービスに乗り換えるよう圧力を受けたと強調した。この事件に当局も関心を寄せていることから、朝方は宅配関連の銘柄が軟調だった。
上海B株市場は全体の8割の銘柄が上昇。深センB株市場の上昇銘柄は全体の7割半だった。(中国部・千原)
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