中国株ニュース 詳細
【5月11日の香港市場】
2017.05.11 18:08
主要指数はいずれも小幅に続伸した。レッドチップ指数は前日比0.31%高の3920.29ポイントと3日続伸。また、ハンセン指数は0.44%高の2万5125.55ポイント、H株指数は0.29%高の1万257.63ポイントと、4日続伸した。メインボードの売買代金は前日比で約13%減少し、概算で815億7100万HKドルだった。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額をみると、上海経由が25億5700万元、深セン経由が2億1700万元と、いずれも減少した。
米国の原油在庫が大幅に減少したことを受け、前日のニューヨークWTI原油先物は大幅に反発。株式市場でもナスダック総合とS&P500種の両指数が最高値を更新した。こうした良好な外部環境が引き続き香港市場への追い風となり、主要指数はいずれも底堅く推移して本日の取引を終了。もっとも、高値警戒感に加え、トランプ政権の不透明感、北朝鮮の核実験強行の可能性などが意識され、指数の上げ幅は限られた。
WTIの急反発を手がかりに、中国海洋石油(00883.HK)が1.23%高、中国石油化工(00386.HK)が0.48%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.37%高と、三大石油株が反発した。また、電力セクターが反発。国家能源局が石炭火力発電の過剰リスクを警告したことで、今週浮上した大規模再編の観測が再び買い材料視された。華潤電力控股(00836.HK)が2.71%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。4月の電力販売量の大幅増も好感された。このほか、大唐国際発電(00991.HK)が5.81%高、華能国際電力(00902.HK)が4.31%高、華電国際電力(01071.HK)が2.67%高と反発した。
また、米国株市場でハイテク株が買われた影響で、大型ネット株のテンセント(00700.HK)が1.67%高と、ハンセン指数構成銘柄の上昇率3位になった。さらに原材料価格のピークアウトを織り込み、食品セクターが上昇。蒙牛乳業(02319.HK)が同2位の1.90%高、中国旺旺(00151.HK)が同4位の1.50%高と買われた。
一方で米アップル社に部品を納入している瑞声科技(02018.HK)が10.45%安と急落し、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。同社の利益粉飾の疑いを指摘するレポートを空売り業者が公表し、ろうばい売りが殺到した。また、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が同2位の0.96%安。混合所有制改革(民間資本の導入)の長期化が嫌気された。半導体セクターの中芯国際集成電路製造(00981.HK)は4-6月期の業績が後退する見通しを明らかにし、2.77%安で取引を終えている。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門