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【4月24日の香港市場】
2017.04.24 17:47
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前営業日比0.40%高の2万4139.48ポイント、H株指数は0.57%高の1万107.63ポイントと反発したものの、レッドチップ指数は0.04%安の3924.23ポイントと、わずかながらも続落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約7%増加し、概算で655億500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が6億5000万元、深セン経由が2億8000万元だった。
注目のフランス大統領選は中道のマクロン氏と極右のルペン氏による決選投票進出が決まった。敗退した主要2候補がそろってマクロン氏支持を表明したことで、欧州連合(EU)残留を主張するマクロン氏の決選投票での勝利の可能性が高まった。これを受け、週明けの香港株市場では主要指数が反発してスタート。リスクオフの巻き戻しによる買いがみられた。その後はA株市場が急落した影響で、主要指数も下げに転じて前引け。北朝鮮の建軍節を明日に控え、緊迫感が続く朝鮮半島情勢も重しになった。それでも企業業績の改善などを織り込むかたちで、ハンセン、H株の両指数は再び上げに転じ、小幅高で大引け。レッドチップ指数はプラス圏を回復できなかったが、節目の3900ポイントは終値ベースで維持した。
長江基建集団(01038.HK)を中心とする企業連合による豪エネルギー会社買収の計画を、現地当局が承認。これを手がかりに4.10%高と反発し、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になった。同社の傘下にある電能実業(00006.HK)が同2位の3.11%高。長江基建集団の筆頭株主である長江和記(00001.HK)が2.03%高で同3位に入った。さらに欧州リスクの後退にともない、ロンドンに本拠を置く金融世界大手のHSBC(00005.HK)が1.12%高、同社傘下の恒生銀行(00011.HK)が1.82%高。また、本土系の金融セクターも全般的に堅調。足元で規制強化に注力していた保険当局が振興策を近く発表すると伝わり、新華人寿保険(01336.HK)が2.57%高、中国太平(00966.HK)が1.83%高、中国人寿保険(02628.HK)が1.32%高と、保険株が値上がりした。このほか、航空大手の中国国際航空(00753.HK)が親会社の混合所有制(民間資本の導入)改革を材料に、4.39%高。中国東方航空(00670.HK)が1.16%高、中国南方航空(01055.HK)が0.95%高と、ライバル2社も連れ高した。
一方でマカオのカジノ株が下落。大手投資銀行によるレーティング引き下げを受け、銀河娯楽(00027.HK)が1.77%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.52%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1、2位に沈んだ。また、政府の規制強化による販売低迷が警戒され、香港地場系の不動産株が下落。新鴻基地産(00016.HK)が1.28%安、新世界発展(00017.HK)が0.82%安。また、A株市場で建設・建機、鉄鋼・建材株などが急落した影響で、A・H重複上場株の多くが連れ安。重慶鋼鉄(01053.HK)が9.33%安、中国建材(03323.HK)が4.26%安、中国能源建設(03996.HK)が2.59%安、中聯重科(01157.HK)が1.29%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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