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中彩網通控股、筆頭株主の交代で公開買付を実施へ

2017.04.24 11:24

 中彩網通控股(08071.HK)は24日、民営ソフトウエア会社の杭州恩牛網絡技術有限公司(杭州恩牛)が新たな筆頭株主になったと発表した。第三者企業の杭州恩牛は梁毅文・主席から転換型優先株を取得し、1株あたり0.082HKドルで普通株に転換。さらに杭州恩牛は株主の天円投資国際有限公司とともに、梁主席の保有株の大部分を1株あたり0.082HKドルで取得した。これにより、杭州恩牛は中彩網通控股の株式35.04%を保有し、新たな筆頭株主となった。

 さらに杭州恩牛は中彩網通控股の新株14億4500万株(一連の取引完了後の発行済み株数の25.95%)を1株あたり0.05HKドルで取得する。この増資を通じて中彩網通控股は諸費用を除いて約7180万HKドルを調達する見込みで、転換社債(CB)の償還や運転資金などに充てる。増資完了後、杭州恩牛の持ち株比率は51.90%に上昇する見通し。

 なお、新筆頭株主となった杭州恩牛は未保有の中彩網通控股の株式に対し、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施する予定。1株あたりの提示価格は0.082HKドルで、2017年4月10日の終値0.138HKドルを40.6%下回る水準。また、増資の割当価格(0.05HKドル)も同日終値を63.8%下回る。杭州恩牛は中彩網通控股の既存事業の継続と上場維持を約束している。予定スケジュールはあらためて開示するという。

 今回の情報開示のため、同社株は2017年4月11日に売買停止となったが、2017年4月24日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/04/24)

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