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【4月20日の香港市場】

2017.04.20 17:56

 主要指数はそろって4日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.96%高の2万4056.98ポイント、H株指数は0.72%高の1万56.17ポイント、レッドチップ指数は0.57%高の3933.28ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約6%減少し、677億3000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が11億9300万元、深セン経由が2億2700万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が続落。減収の四半期決算を発表したIBMが急落し、ダウ平均の重荷となった。外部環境は引き続き低調だったが、香港市場は主要指数が昨日まで3日続落していた反動もあり、香港地場系銘柄を中心に買いが先行した。ハンセン指数は朝方から堅調に推移し、後場の終盤で一段高。本日の高値付近で終了し、3日ぶりに終値で2万4000ポイントを回復した。H株指数は銀行株や石油株が重荷となり、朝方から前日終値を挟んで一進一退だったが、終盤で上げ幅を広げ、1万ポイントを回復した。レッドチップ指数は石油株、不動産株、IT株などが重荷となり、寄り付きから概ねマイナス圏で推移していたが、終盤で上げに転じ、高値引けした。メインボードの売買代金は3日ぶりに700億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金はメインボード全体の8.3%に落ち込んだ。

 ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700.HK)が上昇率1位の2.78%高。昨日の上昇率1位だった瑞声科技(02018.HK)はiPhoneの新機種を材料に続伸し、本日は同3位の1.99%高だった。一方、幅広い銘柄が買われるなか、原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油(00883.HK)が下落率3位の0.43%安。また、昨日は英ポンド高を好感して上昇率2位だった長江基建集団(01038.HK)が反落し、本日は0.07%安。本土系不動産株はそろって売られ、華潤置地(01109.HK)が0.22%安、中国海外発展(00688.HK)が0.21%安だった。

 そのほかの銘柄では、吉利汽車(00175.HK)が新ブランド「LYNK & CO」を手がかりに続伸し、3.19%高だった。麗珠医薬(01513.HK)は工場跡地の売却で多額の利益を計上する見込みと発表し、5.57%高だった。(中国部・千原)

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