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【4月20日の中国本土市場】

2017.04.20 17:21

 主要指数は深センB株を除いて小幅に反発した。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反発し、前日比0.04%高の3172.10ポイント。B株指数は0.07%高の336.9ポイントと反発した。深セン市場では深セン成分指数が5日ぶりに反発し、0.10%高の1万359.08ポイント。一方でB株指数は小幅に続落し、0.27%安の1139.41ポイントだった。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約6%減少し、概算で4649億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は9億3000万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は8億1900万元の買い越しとなった。

 本土市場は引き続き神経質な地合いに終始。全体で6割弱の銘柄が値下がりした。上海総合指数は前日終値を挟んで狭いレンジでもみ合う展開。後場半ばで下げ幅を広げる場面もあったが、大引けにかけて切り返し、終値をかろうじてプラス圏にのせた。上海証券取引所の幹部が今年のIPO(新規公開)数が計500社、調達総額で3000億元に達する見通しを発表。需給懸念が強まり、全体の地合いを悪くした。引き続き北朝鮮、シリア、欧州を含む地政学・政治リスク、中国金融当局による規制・取締り強化などへの警戒感も重しになった。一方で李克強首相が今年に総額3800億元規模の減税を実施すると発表し、景気支援策がプラス材料視された。また、企業業績の改善も引き続き織り込まれた。

 昨日に続いて値上げ観測から白酒セクターが堅調。トップブランドの茅台酒(600519.SS)が2.35%高と上場来高値を更新したほか、迎駕貢酒(603198.SS)が7.45%高、瀘州老窖(000568.SZ)が5.42%高、宜賓五糧液(000858.SZ)が3.75%高。家電セクターの多くが続伸し、青島ハイアール(600690.SS)が2.51%高、海信電器(600060.SS)が2.40%高、美的集団(000333.SZ)が0.78%高。このほか、官民パートナーシップ(PPP)証券化の第2弾リストが近く公表される見通しとなり、建設セクターが上昇した。西蔵天路(600326.SS)が8.33%高、葛洲ハ(600068.SS)が3.48%高、中国電建(601669.SS)が3.25%高で引けた。

 他方、「雄安新区」の関連銘柄に引き続き利益確定売りが目立った。北京金隅'A'(601992.SS)がストップ安、唐山港(601000.SS)が7.18%安、天津港(600717.SS)が4.88%安、北京キャピタル(600008.SS)が3.83%安。国際金相場の大幅反落を手がかりに、湖南黄金(002155.SZ)が3.58%安、中金ゴールド(600489.SS)が3.07%安と、金鉱株が軟調だった。原油相場の調整を受けて石油セクターがさえず、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.41%安、中国石化上海石油化工'A'(600688.SS)が1.07%安。

 B株市場もA株に連れ安し、値下がり銘柄の方が多かった。それでも上海B株では上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が0.93%高、老鳳祥(900905.SS)が0.47%高など、主力株が概ね堅調に推移し、指数の上昇に貢献した。(中国部・畦田)

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