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利福地産、筆頭株主の交代で公開買付を実施へ
2017.04.20 11:29
利福地産(02183.HK)は19日、親会社の利福国際(01212.HK)が保有する同社株すべて(現在の発行済み株数の59.56%)を売却したと発表した。1株あたり5.18HKドルで実業家の林栄濱氏に売却。これにより、新筆頭株主となった林氏は未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施する。
マンダトリー・オファーの提示価格も5.18HKドルとなり、2017年4月13日の終値4.95HKドルを4.65%上回る水準。林氏は利福地産の既存事業の継続と上場維持を約束している。スケジュールはあらためて開示する予定。実質筆頭株主だった劉鑾鴻(トーマス・ラウ)主席は直接保有する利福地産の株式のうち、5%分の応募を約束している。
林氏は中国本土での不動産事業などを展開。今回の取引に先立ち、林氏は傘下企業の転換型優先株を東興証券(601198.SS)に割当発行。東興証券は転換型優先株を行使した場合、林氏が所有する利福地産の株式4.1%に転換できるという。
今回の情報開示のため、利福地産の株式は2017年4月13日に売買停止となったが、2017年4月20日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/04/19)
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