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【4月19日の香港市場】

2017.04.19 18:02

 主要指数はそろって3日続落。ハンセン指数は前日比0.41%安の2万3825.88ポイント、H株指数は0.59%安の9983.73ポイント、レッドチップ指数は0.49%安の3910.91ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%増加し、概算で722億4100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は4億3700万元。深セン経由は3300万元の買い越しだった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反落。金融大手の四半期決算が市場予想を下回ったことなどが重荷となった。英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱推進に向け総選挙を前倒しすると発表し、欧州株が下落したことも影響した。外部環境の悪化と欧州政治リスクが意識されるなか、朝鮮半島情勢をめぐる警戒感もあり、本日の香港市場は主要指数が低く寄り付き、前場の中盤まで下げ幅を拡大。上海総合指数やダウ平均先物が軟調だったことが逆風となった。後場はやや下げ幅を縮めたが、マイナス圏で推移した。H株指数の終値は今年2月8日以来の1万ポイント割れとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄は、本日も幅広く売られた。昨日は堅調だった中国旺旺(00151.HK)が反落し、本日は下落率1位の3.04%安。マカオのカジノ株はそろって下落し、サンズチャイナ(01928.HK)が2.46%安、銀河娯楽(00027.HK)が2.41%安となり、下落率3~4位に並んだ。このほかでは香港系不動産株や石油株の下げがきつかった。一方、瑞声科技(02018.HK)が上昇率1位の5.08%高。今秋発売されるiPhoneの新機種について、うち1つは外観が大きく変化し、高性能カメラを搭載したモデルになると外電が報道し、これが材料視されたもようだ。英国の総選挙前倒しを受けてポンド高となったことを好感し、同国で事業展開する長江基建集団(01038.HK)が上昇率2位の1.26%高だった。

 そのほかでは地政学リスクの高まりを背景に、本土系航空株が軟調。中国東方航空(00670.HK)が4.77%安、中国南方航空(01055.HK)が3.57%安、中国国際航空(00753.HK)が3.29%安だった。一方、吉利汽車(00175.HK)は6.41%高。新ブランド「LYNK & CO」を発表し、ポジティブな評価が相次いだことが材料視された。また、ブリリアンスチャイナ(01114.HK)が2.36%高。合弁生産しているBMWについて、中国本土での販売台数が今年は約10%増加するとの自社予想を好感した。(中国部・千原)

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