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【4月18日の香港市場】
2017.04.18 17:59
イースター（復活祭）連休明けの香港市場は、主要指数が大幅続落。ハンセン指数は前営業日比1.38％安の2万3924.54ポイント、H株指数は1.57％安の1万43.52ポイント、レッドチップ指数は2.03％安の3930.40ポイントだった。メインボードの売買代金は連休前最終日に比べ約5％増加し、概算で705億9000万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由が1300万元の売り越しに転じた一方、深セン経由は1億2700万元の買い越しだった。
連休明けのニューヨーク市場は、米企業の四半期決算への期待感を背景に、ダウ平均が4日ぶりに大幅反発。外部環境は好転したものの、本日の香港市場は主要指数が、朝方にかけて下げ幅を拡大した。北朝鮮をめぐる地政学リスクへの警戒感が重荷となっているもようで、主要指数はその後も軟調に推移。いずれも後場の終盤で一段安となり、本日の安値付近で引けた。ハンセン指数の終値は3月15日以来、約1カ月ぶりに2万4000ポイントを割り込んだ。連休が明けたことで本土マネーの売買が活発となり、「港股通」の売買代金はメインボード全体の約11％を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。17年1－3月期決算の発表を控えている中国聯合網絡通信（香港）（00762.HK）が売られ、下落率2位の4.13％安。また、連休明けに米長期金利が上昇したことから、資産を香港ドル建てから米ドル建てへシフトする動きが警戒され、香港地場系銘柄も売りに押された。一方、上昇したのは3銘柄のみ。連休中にマカオを訪問した香港市民が前年同期比で増加したことを手がかりに、銀河娯楽（00027.HK）が0.34％高だった。
そのほかの銘柄では、秦皇島港（03369.HK）が9.16％安。A株IPO（新規公開）をめぐる当局の審査が先送りとなったことを嫌気した。「雄安新区」の関連銘柄は引き続き売られ、北京金隅（02009.HK）が7.19％安。海信科龍電器（00921.HK）は17年1－3月期決算が大幅増益となったことを好感し、8.25％高だった。（中国部・千原）
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