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【4月18日の中国本土市場】
2017.04.18 17:03
主要指数はA株が小幅に3日続落。一方のB株はわずかに反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.78％安の3196.71ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、0.13％高の339.51ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.37％安の1万411.43ポイントだったものの、B株指数は0.05％高の1147.18ポイントと、3日ぶりに上昇した。両市場の売買代金（速報値）は前日比で約7％減少し、概算で4678億元。また、香港のイースター（復活祭）連休の関係で停止していた香港経由のA株投資は本日再開。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億2700万元の売り越しだったが、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は6億4900万元の買い越しとなった。
本土市場は引き続き神経質な地合いに終始。上海総合指数はマイナス圏でもみ合い、最終的に節目の3200ポイントを割り込んだ。地政学リスクが燻り続けるなか、個人投資家による利益確定売りが目立った。
「雄安新区」の関連銘柄に利益確定の売りが続き、全体の地合いを悪くした。北京キャピタル（600008.SS）がストップ安、冀東水泥【売付のみ】（000401.SZ）が8.28％安、唐山港（601000.SS）が5.56％安、華夏幸福基業（600340.SS）が3.80％安。本日も多くの企業が決算を発表し、個別に売られる銘柄もみられた。ハイテク企業の科大訊飛（002230.SZ）は1－3月期が小幅増益にとどまり、6.93％安で大引け。国信証券（002736.SZ）と国元証券（000728.SZ）はいずれも16.12期で大幅な減収減益となり、それぞれ1.92％安、1.73％安に沈んだ。また、鉄鋼セクターがさえず、河鋼（000709.SZ）が4.33％安、包鋼鋼聯（600010.SS）が3.09％安、宝山鋼鉄（600019.SS）が1.53％安。
5月14～15日の日程で「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」（一帯一路）サミットが北京で開かれると正式発表された。習近平主席がホスト役を務め、28カ国の元首・首脳クラスの出席を予定。これを受けて海信科龍電器'A'（000921.SZ）が5.27％高、新疆城建【売付のみ】（600545.SS）が4.60％高、美的集団（000333.SZ）が2.71％高、葛洲ハ（600068.SS）が1.95％高など、建設株や家電株が上昇。また、好業績や製品価格引き上げの見通しが強まり、白酒セクターが好調だった。杏花村汾酒（600809.SS）が4.25％高、洋河酒廠（002304.SZ）が3.46％高、茅台酒（600519.SS）が2.23％高。
B株市場は値上がり・値下がり数がほぼ拮抗。そのなかで主力銘柄が買われ、指数は小幅に反発した。上海B株では地場系不動産株が物色され、上海陸家嘴金融貿易区開発（900932.SS）が1.76％高、上海臨港（900928.SS）が1.18％高で指数の上昇に寄与。深センB株では製紙大手の山東晨鳴紙業'B'（200488.SZ）が買われ、上昇率1位の1.73％高で引けた。（中国部・畦田）
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