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【4月13日の香港市場】
2017.04.13 18:08
主要指数はいずれも小幅に反落した。ハンセン指数は前日比0.21％安の2万4261.66ポイント、H株指数は0.03％安の1万204.34ポイント、レッドチップ指数は0.05％安の4012.12ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約7％減少し、概算で671億5400万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が8億6500万元、深セン経由が2億5400万元だった。
シリアと北朝鮮情勢の不透明感から地政学的リスクが引き続き意識され、イースター連休前の香港株市場も神経質な地合いだった。主要指数は小安く寄り付くと、その後も狭いレンジでもみ合う展開。最終的にいずれも前日終値を下回って引けた。もっとも、下げ幅は限られ、市場予想を上回る中国の貿易統計や、米国が為替操作国として中国を認定しない見通しとなったことなどが支援材料になった。
地政学的リスクが重しになり、金融世界大手のHSBC（00005.HK）が1.32％安に沈みハンセン指数の足を引っ張った。同社の傘下にある香港地場系の恒生銀行（00011.HK）も1.32％安。本土系の鉄鋼・非鉄株が全般的に利益確定売りに押され、江西銅業（00358.HK）が2.50％安、馬鞍山鋼鉄（00323.HK）が2.43％安、洛陽欒川（03993.HK）が1.50％安、鞍鋼（00347.HK）が1.43％安。「雄安新区」関連銘柄に引き続き売りがみられ、北京金隅（02009.HK）が2.41％安、天津創業環保（01065.HK）が1.00％安だった。
中国の不動産価格の下落幅は限定的との見通しを米系大手投資銀行が発表。これを受けて本土系不動産株が買い戻され、広州富力地産（02777.HK）が7.33％高、保利置業（00119.HK）が5.95％高、越秀地産（00123.HK）が5.22％高、北京首創置業（02868.HK）が3.69％高。本土系銀行株も反発し、招商銀行（03968.HK）が0.48％高、中国建設銀行（00939.HK）が0.48％高だった。また、地政学的リスクを背景に金相場の先高感が続いており、霊宝黄金（03330.HK）が2.53％高、招金砿業（01818.HK）が1.66％高、紫金砿業（02899.HK）が0.65％高と、金鉱株がしっかり。
このほか、香港地場の宝飾品大手も買われ、最大手の周大福珠宝（01929.HK）は1－3月期の売上高が中国事業も含めて改善傾向にあることが評価されて5.82％高。ライバルの六福集団（00590.HK）と周生生（00116.HK）もそれぞれ8.23％高、4.69％高だった。（中国部・畦田）
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