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【4月10日の中国本土市場】
2017.04.10 17:07
主要指数はそろって下落。上海総合指数は5日ぶりに反落し、前営業日比0.52%安の3269.39ポイント。B株指数は3日続落し、0.24%安の344.15ポイントだった。深セン市場はいずれも5日ぶりに反落し、深セン成分指数が0.62%安の1万603.27ポイント、B株指数が0.14%安の1153.42ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約11%増加し、概算で6256億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は1億4700万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は7億9800万元だった。
上海総合指数は先週金曜日まで4日続伸していた反動から、本日は小安く寄り付き、マイナス圏での値動きに終始した。後場の中盤まで小幅安だったが、終盤に入って下げ幅を広げ、本日の安値付近で引けた。両市場合計の売買代金は14営業日ぶりに6000億元を上回った。上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割半の銘柄が下落。こうしたなか、「雄安新区」に関連すると目される銘柄が、先週に続いて物色された。
「雄安新区」との関連が見込まれる銘柄が大幅高。上海A株市場では唐山港(601000.SS)、万通地産【売付のみ】(600246.SS)、北京キャピタル(600008.SS)、ホウ大汽貿【売付のみ】(601258.SS)、天津創業環保'A'(600874.SS)、華夏幸福基業(600340.SS)、北京金隅'A'(601992.SS)がストップ高。深センA株市場では建投能源(000600.SZ)、巨力索具【売付のみ】(002342.SZ)、河鋼(000709.SZ)、冀東水泥【売付のみ】(000401.SZ)などがストップ高となった。
株価の急騰を受け、「雄安新区」に関連すると見込まれる企業の多くが投資家に向け声明を発表。その多くが現段階で具体的な業績への影響がないことを強調する内容だったが、足元の株式市場で「雄安新区」のほかに投資テーマを欠いていることから、過熱感は収束しなかった。その一方で主力の銀行株や石油株が軟調だった。
上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の6割だった。(中国部・千原)
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