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【4月6日の香港市場】

2017.04.06 18:09

 主要指数はいずれも3日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.52%安の2万4273.72ポイント、H株指数は0.85%安の1万276.41ポイント、レッドチップ指数は0.48%安の4002.21ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約21%減少し、概算で809億2400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が9億4600万元、深セン経由が5億1900万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反落。3月のADP全米雇用レポートで非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことを好感し、午前中は200米ドル近く上昇したものの、米金利の低下で金融株を中心に売られた影響で、午後になって下げに転じた。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付き、その後も軟調に推移。米中首脳会談を控えて様子見ムードも強かった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、混合所有制改革の概要を発表した中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が売られ、下落率2位の3.86%安。高く寄り付いたものの、発表前に大幅高となっていたこともあり、材料出尽くし感から売りに押された。また、改革で株価が影響を受ける可能性があるのは筆頭株主の中国聯合網絡通信(600050.SS)の方だと説明されたことも、失望感につながったもようだ。

 港湾株の招商局港口(00144.HK)は下落率3位の2.19%安。保護主義を主張するトランプ大統領と自由貿易の重要性を強調する習近平・国家主席による首脳会談を控え、リスク回避の売りに押された。また、時価総額の大きな本土系銀行株が軒並み売られ、ハンセン指数の重荷となった。中国建設銀行(00939.HK)が1.73%安、中国工商銀行(01398.HK)が1.56%安となり、下落率4~5位に並んだ。中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を通じた流動性の供給を本日も見送り、上海銀行間貸出金利(SHIBOR)が上昇。上海証券取引所の国債現先取引も翌日物の利回りが10%台で高止まりし、資金繰り悪化が懸念されたもようだ。ただ、国債現先取引の翌日物利回りは、取引終盤に急低下している。

 瑞声科技(02018.HK)は1.09%安。iPhone8の発売が技術的な問題から延期される見通しと台湾紙が報じ、これが悪材料となった。一方、本土系不動産株がそろって上昇。中国海外発展(00688.HK)が1.78%高、華潤置地(01109.HK)が1.62%高となり、上昇率1~2位に並んだ。競業他社の3月の販売契約額が好調だったことが材料視された。昨日まで2日連続の下落率1位だった蒙牛乳業(02319.HK)は反発し、本日は上昇率4位の1.03%高だった。

 そのほかの銘柄では、昨日まで大幅続伸していた「雄安新区」の関連銘柄が反落。北京金隅(02009.HK)が7.27%安、中国宏泰産業市鎮発展(06166.HK)が6.41%安だった。(中国部・千原)

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