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爪哇控股、AGPを柱とする再編を計画

2017.04.03 11:41

 爪哇控股(00251.HK)は3月31日、不動産子会社(持ち株比率97.17%)の「Asian Growth Properties Ltd.」(AGP、ロンドンAIM市場に上場)を柱とする再編計画を明らかにした。爪哇控股はAGPの非中国事業を総額89億1335万4000HKドルで取得したうえで、保有するAGPの株式97.17%を株主に現物配当する計画。割当比率は爪哇控股の株式1000株につきAGPの株式1268株を予定している。さらに爪哇控股は株主に対し、1株あたり3.0HKドルで特別現金配当を実施するという。

 一方でAGPの株式がロンドンAIM市場に上場している点を考慮し、爪哇控股の筆頭株主である呂栄梓・主席ファミリーは現物配当されたAGPの株式を対象に、株式交換を通じた公開買付を実施する予定。対価はAGPの株式4株につき、呂主席ファミリーが保有する爪哇控股の株式1株となる。爪哇控股の2017年3月30日の終値17.64HKドルは、AGP4株の同日終値価値の香港ドル換算額(24.80HKドル、6.2HKドル×4)を28.9%下回る水準。

 一連の再編を通じてAGP株式の価値・流動性の向上や、中国と非中国の事業分離による経営効率化などを目指すとしている。

 なお、予定スケジュールによると、同計画を審議する株主総会は2017年4月27日に開かれる。前提条件を順調にクリアした場合、現物配当と特別現金配当は5月2日に権利落ちを迎え、5月4日はAGPの株式が現地で入庫される見通し。さらに翌5月5日に公開買付がスタートし、5月26日に応募締切を迎える。その後、6月21日に特別現金配当が現地で支払われるという。

 今回の情報開示のため、同社株は2017年3月30日に売買停止となったが、2017年4月3日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/03/31)

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