内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【2月8日の香港市場】

2017.02.08 18:17

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は反発し、前日比0.65%高の2万3485.13ポイント。H株指数は3日続伸し、1.10%高の9955.34ポイント。レッドチップ指数は大幅に4日続伸し、1.85%高の3880.48ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約30%増加し、概算で892億3200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が14億9600万元、深セン経由が4億6900万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が小反発。企業業績を材料に最高値を上回る場面もあったが、原油安を受けて石油株などが売られ、上げ幅は限られた。ハイテク株が買われ、ナスダック総合株価指数は過去最高値を更新した。外部環境は概ね安定していたが、本日の香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付いた。本土系の石油株や銀行株が軟調となり、ハンセン指数とH株指数は前場にかけてマイナス圏で推移。前場の上海総合指数が軟調だったことも逆風となった。後場に入ると本土系銀行株などが持ち直し、ハンセン指数とH株指数は上げに転じた。上海総合指数が上げに転じたことやダウ平均先物が堅調だったことも追い風となり、いずれも本日の高値付近で引けた。レッドチップ指数は不動産株に支えられ、朝方を除いて堅調に推移した。メインボードの売買代金は昨年12月15日以来の800億HKドル超えとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄では本土系の不動産株が大幅高。華潤置地(01109.HK)が6.95%高、中国海外発展(00688.HK)が5.24%高となり、上昇率1~2位に並んだ。春節(旧正月)連休の住宅販売が好調だったと指摘するアナリストが、住宅ローンの引締策が出される可能性は低いと予想し、不動産セクターの下振れリスクは限定的と評価したことが好感された。

 上昇率3位は崑崙能源(00135.HK)の4.78%高。ここ2年にわたって低迷したガス業界が、今年は改善に向かうとアナリストが予想し、これが材料視された。香港交易所(00388.HK)が後場で大幅高となり、上昇率4位の4.71%高。深セン市と香港の金融協力が一層進展することを期待すると、前海管理局の香港事務首席連絡官が記者会見で語ったことなどが手がかりとなったもようだ。このほか、本土系の銀行株、香港地場系銘柄などが幅広く買われた。昨日まで続伸していた本土系保険株は、いずれも前日比変わらずで引けた。

 一方、マカオのカジノ株は本日も売られた。銀河娯楽(00027.HK)が1.72%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.55%安となり、下落率1~2位に並んだ。原油相場の下落を受け、中国海洋石油(00883.HK)が下落率3位の1.24%安だった。

 そのほかでは、証券株が堅調。先月の業績が前年同月比で改善したことを受け、華泰証券(06886.HK)が3.72%高、海通証券(06837.HK)が2.91%高、中信証券(06030.HK)が2.78%高、広発証券(01776.HK)が2.67%高、招商証券(06099.HK)が1.33%高。不動産株も買われ、北京首創置業(02868.HK)が8.44%高、融創中国(01918.HK)が7.04%高、万科企業(02202.HK)が3.80%高。莎莎国際(00178.HK)は春節連休の既存店売上高が落ち込んだことを受けて1.21%安だった。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。