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【2月2日の香港市場】
2017.02.02 18:12
主要指数は小幅に3日続落した。ハンセン指数は前日比0.57%安の2万3184.52ポイント、H株指数は0.61%安の9696.32ポイント、レッドチップ指数は0.33%安の3747.97ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約15%減少し、概算で492億4900万HKドルにとどまった。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)は中国本土の春節(旧正月連休)が続いているため、再開は本土の旧正月連休明けの2月3日を予定している。
発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で3月利上げを示唆する内容がなかったことから、前日の米国株市場は小幅に上昇。ニューヨークWTI原油先物も続伸した。これを追い風に、朝方の香港株市場では主要指数が小高く推移。もっとも、まもなく下げに転じると、その後はマイナス圏での小動きに終始した。旧正月連休中で本土発の材料に乏しく、様子見ムードが濃厚。また、米国政府がミサイル実験を行ったイランに対して対抗措置を示唆し、中東情勢や米国情勢への不透明感も地合いを重くした。
先月に香港で成立した住宅売買契約数が低迷したことから、香港系不動産株が軟調。信和置業(00083.HK)が1.38%安、新世界発展(00017.HK)が1.32%安、恒隆地産(00101.HK)が0.81%安だった。また、深セン市の住宅売買高も大きく減少し、本土系不動産株もさえない。同市に本拠を置く住宅販売大手の万科企業(02202.HK)が1.51%安に沈んだほか、華潤置地(01109.HK)が1.53%安、雅居楽集団(03383.HK)が1.20%安、広州富力地産(02777.HK)が1.09%安。1月のマカオのカジノ収入が下振れしたことが引き続き嫌気され、カジノセクターが続落した。銀河娯楽(00027.HK)が1.65%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。ウィンマカオ(01128.HK)には売りが多く、4.11%安に沈んだ。このほか、航空セクターが低迷し、中国南方航空(01055.HK)が2.24%安、中国国際航空(00753.HK)が1.98%安、中国東方航空(00670.HK)が1.77%安。
一方で米アップル社の好決算を手がかりに、アップル関連の銘柄が物色された。同社に音響部品を納入する瑞声科技(02018.HK)が1.41%高で大引け。また、親会社がアップルと取引している富智康集団(02038.HK)が、1.96%高と堅調だった。インフラ輸出関連の銘柄が買われ、プラント輸出大手の中国機械設備工程(01829.HK)が4.20%高、中石化煉化工程(02386.HK)が2.00%高、鉄道設備を手がける中国鉄建高新装備(01786.HK)が1.56%高、中国鉄路通信信号(03969.HK)が1.28%高。金相場の先高感を織り込み、中国黄金国際(02099.HK)が3.69%高、招金砿業(01818.HK)が1.28%高と、金鉱株が続伸した。 (中国部・畦田)
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