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【1月11日の中国本土市場】
2017.01.11 17:17
主要指数はいずれも下落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.78%安の3136.75ポイント、B株指数が0.54%安の342.42ポイントと続落。深セン市場でも深セン成分指数が0.88%安の1万215.47ポイントと続落した。B株指数は3日ぶりに反落し、0.70%安の1125.73ポイント。両市場の売買代金は前日比で約4%減少し、概算で4012億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は8億4600万元の買い越しに転換したほか、「深股通」(香港経由の深センA株投資)も9億2300万元の買い越しだった。
本土市場は約7割半の銘柄が値下がり。上海総合指数は前場の中盤頃までは底堅く推移したものの、前引けにかけて下げ幅を広げると、後場も安値圏でもみ合い、そのまま引けた。中国のGDP統計を来週、旧正月連休を再来週に控え、リスク回避の思惑や流動性低下への警戒感が続き、全般的にさえない地合いとなった。また、国有企業改革をめぐる材料出尽くしの売りもみられ、大型株が調整して指数の重しになった。
高速道路セクターに売りが広がり、安徽高速道路'A'(600012.SS)がストップ安、深セン高速道路'A'(600548.SS)が1.63%安、福建発展高速公路(600033.SS)が1.40%安、中原高速公路(600020.SS)が0.85%安。酒造セクターが低迷し、酒鬼酒(000799.SZ)が4.06%安、金楓酒業【売付のみ】(600616.SS)が3.36%安、宜賓五糧液(000858.SZ)が1.75%安、茅台酒(600519.SS)が1.01%安だった。混合所有制(民間資本の導入)のテーマ株の一角に利益確定の売りがみられ、通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)が8.48%安。中国南方航空'A'(600029.SS)は親会社が現時点で具体的プランを持っていないことが明らかとなり、4.53%安と売られた。これに連れ安し、中国東方航空'A'(600115.SS)が4.45%安、中国国際航空'A'(601111.SS)が2.88%安、海南航空'A'(600221.SS)が1.79%安と、航空セクター全般が安い。
こうした中で建設大手の中国冶金科工'A'(601618.SS)が増資完了の公告を発表し、6.69%高と買い進まれた。調達資金は基礎インフラを含む各プロジェクトに投じる予定であり、期待感が広がった。国際金相場の上昇を支えに、宝飾品大手の老鳳祥'A'(600612.SS)が1.57%高。コモディティ価格の上昇傾向を追い風に、中国アルミ'A'(601600.SS)が1.33%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が1.02%高など、鉄鋼・非鉄株が堅調だった。
B株市場もA株に連れ安し、幅広い銘柄が下落。上海B株では天津天海投資(900938.SS)が6.88%安で下落率1位に沈んだ。主要株主による保有株売却の方針が嫌気された。深センB株では長安汽車(200625.SZ)が2.99%安で下落率1位となり、指数の足を引っ張った。(中国部・畦田)
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