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【4月18日の香港市場】
2016.04.18 18:17
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前営業日比0.72%安の2万1161.50ポイント、H株指数は1.34%安の9090.85ポイントと、いずれも続落。レッドチップ指数は9日ぶりに反落し、0.81%安の3858.90ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約7%減少し、概算で554億9400万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は3億2400万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場は、原油安などを背景に、ダウ平均が4日ぶりに小反落した。その後、主要産油国がドーハで開いた会合では増産凍結で合意できず、原油価格が一段安。世界的にリスク回避の動きが広がり、外国為替市場では円高が進み、ダウ平均先物も下落した。ハンセン指数は低く寄り付くと、徐々に下げ幅を拡大。前場の中盤で、2万1100ポイントを割り込んだ。後場では2万1000ポイント割れも意識されたが、終盤で下げ幅を縮め、2万1100ポイント台に戻した。手控えムードが強く、売買代金は3日連続で減少した。ハンセン指数が今月13日に3カ月ぶりに2万1000ポイントを回復し、ダウ平均も14日に9カ月ぶりの高値を付けていたことから、当面の利益を確定する動きも強かった。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。原油安を嫌気し、石油株が軟調。中国石油天然気(00857.HK)が1.87%安と続落したほか、中国海洋石油(00883.HK)が1.64%安。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は、最高経営責任者(CEO)のスチュアート・ガリバー(欧智華)氏が2年以内に退任するというニュースを受け、0.70%安だった。一方、先週末の下げがきつかったエネルギー株が反発し、神華能源(01088.HK)が上昇率1位の1.21%高だったほか、崑崙能源(00135.HK)が0.59%高だった。また、週内に四半期決算を発表する予定の中国移動(00941.HK)は、取引終了間際に上げに転じ、0.16%高だった。
そのほかの銘柄では、華能国際電力(00902.HK)が4.76%安。1-3月期の発電量が、前年同期比で6.9%減少したことが嫌気された。そのほかの本土系電力株も連れ安した。インターネット宝くじ(ロト)が試験的に始まるとの報道を受け、関連銘柄が大幅高。匯彩控股(01180.HK)が8.00%高、華彩控股(01371.HK)が6.34%高、第一視頻(00082.HK)が5.81%高だった。12日に上場したばかりの聯旺集団(08217.HK)は大幅に続落し、12.79%安。重役の一人が女優の黄翠如(プリシラ・ウォン)の父親であることで話題となり、公募価格が0.26HKドルだったにもかかわらず、14日には一時14.20HKドルまで高騰していたことから、その反動が続いている。(中国部・千原)
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